日暮し

夢みる風船 – 日暮し

夢の中で僕は 青い風船に乗って
空を見つめて 僕を待ってる人を
探しつづけて今日も
いつかはきっと 会えることを夢みて
青い風船が赤く染まって
夢は終わる

やっと見つけた時は うれし涙で僕は
君の姿が白くかすんでいた
君はほほえむ僕に
遠くの丘でやさしく手を振ってた
夢みる人に会えた僕は
とても 幸せ

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いにしえ – 日暮し

遠いいにしえの 恋の想い出に眠れずに昔の写真を こっそり出して見るはるか町を 見下ろして木陰に座り 風に吹かれたあの時の あなたの横顔の甘さいにしえの 恋の想い

絵空事 – 日暮し

踏みしめる冬の足音 いつもはずれてばかりあなたに会える予感舞い散る雪をのがれ 寄り添う恋人達はあなたとよく出かけた 遥かな木の下へまるで写し絵書いた様 あの日と

うでまくら – 日暮し

ねえあなたの話は寂しくて雲の切れ間から雨さえポツンひとつここらで話題を変えて昔のことでも話しませんか不意に巻き起る遠い日の影忘れられないあの暑い日にあなたの腕枕

秋の扉 – 日暮し

これ程早く夏が壊れ去ると思わずに今日まで浮かれていた街は燃え上る秋のそのすばやさに戸迷いながらもすべては秋の色へあれ程待ち焦がれて夏を駆けたあなたもなぜか秋の中

旅の童話 – 日暮し

旅の童話は今初まったばかりなのに夢にまで見た景色が目の前をぐるぐる掴むことの出来ぬ愛にさそわれて来ただけなのに今きらめくこの青さおさえ様もないほど心が踊るあの草

愛のもどかしさ – 日暮し

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心の屋根 – 日暮し

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街の影 – 日暮し

知らぬ間に愛が生まれ知らぬ間に人を傷つけて時が経てばすべて知らん顔遠い町に愛した人を置いたままで暮らして来た長い間それでもよかったのにただ忙しく動くだけの日々に

木橋の上から – 日暮し

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オレンジ色の電車 – 日暮し

時が止まった様に動かない昼下がり踏切のそばでぼんやりあなたを待つオレンジ色の電車がつむじ風を残して通り過ぎたその後何処からか両手を広げあなたは線路の上をふらりふ

冬の夜 – 日暮し

この夜のすべてが寝しずまったような静かな冬の夜この雪の世界にはあのあたたかい季節に二人で作った想い出のかけらもないあの日の夢をうずめるように振り続く雪に夜は流れ

あなたは何処にいるんですか – 日暮し

あなたは何処にいるんですか風の便りもとだえた今はあなたのうわさ話しもこの街ではもう聞けません二人はいつも自由に暮らして二人はいつも楽しくすごしたのにこの淋しさを

まちぼうけ~佐渡を恋うる詩~ – 日暮し

出雲の岬に 立たずめばよ波間に見えるは 佐渡の島盆のまつりも もうすぐ終わりよ好きなあの人 またもどりゃせぬどうせこの身はエンヤサ エンヤサノエ遠く佐渡を なが

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