日暮し
いにしえ – 日暮し
遠いいにしえの 恋の想い出に
眠れずに昔の写真を こっそり出して見る
はるか町を 見下ろして
木陰に座り 風に吹かれた
あの時の あなたの横顔の甘さ
いにしえの 恋の想い出は遠すぎて
今はもう何も あの日から帰らない
夕やみの中で みつけたコスモスの花を
私の髪にさしてくれた あなたのやさしさ
時を越えて よみがえる恋の 悩ましさに
眠れずに昔の手紙を 読むのは
私だけでしょうか
いにしえの 恋の想い出は遠すぎて
今はもう何も あの日から帰らない
遠いいにしえの 恋の想い出に
眠れずに昔の写真を こっそり出して見る
はるか町を 見下ろして
木陰に座り 風に吹かれた
あの時の あなたの横顔の甘さ
いにしえの 恋の想い出は遠すぎて
今はもう何も あの日から帰らない
夕やみの中で みつけたコスモスの花を
私の髪にさしてくれた あなたのやさしさ
時を越えて よみがえる恋の 悩ましさに
眠れずに昔の手紙を 読むのは
私だけでしょうか
いにしえの 恋の想い出は遠すぎて
今はもう何も あの日から帰らない
踏みしめる冬の足音 いつもはずれてばかりあなたに会える予感舞い散る雪をのがれ 寄り添う恋人達はあなたとよく出かけた 遥かな木の下へまるで写し絵書いた様 あの日と
ねえあなたの話は寂しくて雲の切れ間から雨さえポツンひとつここらで話題を変えて昔のことでも話しませんか不意に巻き起る遠い日の影忘れられないあの暑い日にあなたの腕枕
これ程早く夏が壊れ去ると思わずに今日まで浮かれていた街は燃え上る秋のそのすばやさに戸迷いながらもすべては秋の色へあれ程待ち焦がれて夏を駆けたあなたもなぜか秋の中
旅の童話は今初まったばかりなのに夢にまで見た景色が目の前をぐるぐる掴むことの出来ぬ愛にさそわれて来ただけなのに今きらめくこの青さおさえ様もないほど心が踊るあの草
雲影すばやく 窓辺を通り過ぎてあなたの日差し 寂しく風に揺れてる私は行方知れぬ 愛のもどかしさに話しかける言葉 見つからずにいますあなたには私の知らない想い出が
あなたが言ったほんの少しの つれない言葉としぐさが私をこの世で一人ぼっちだと思わせる愛の近道見失ない 心が今にもこわれそうそんな時月明りをたどって 私屋根にのぼ
知らぬ間に愛が生まれ知らぬ間に人を傷つけて時が経てばすべて知らん顔遠い町に愛した人を置いたままで暮らして来た長い間それでもよかったのにただ忙しく動くだけの日々に
木橋の上から投げ捨てたあなたの手紙風にくるくる回りながら流れの中へ書きつづる手紙ただくり返すたびに貴方が遠く思えて今は書く言葉もない川の流れに花を浮かべ愛の行方
時が止まった様に動かない昼下がり踏切のそばでぼんやりあなたを待つオレンジ色の電車がつむじ風を残して通り過ぎたその後何処からか両手を広げあなたは線路の上をふらりふ
この夜のすべてが寝しずまったような静かな冬の夜この雪の世界にはあのあたたかい季節に二人で作った想い出のかけらもないあの日の夢をうずめるように振り続く雪に夜は流れ
あなたは何処にいるんですか風の便りもとだえた今はあなたのうわさ話しもこの街ではもう聞けません二人はいつも自由に暮らして二人はいつも楽しくすごしたのにこの淋しさを
夢の中で僕は 青い風船に乗って空を見つめて 僕を待ってる人を探しつづけて今日もいつかはきっと 会えることを夢みて青い風船が赤く染まって夢は終わるやっと見つけた時
出雲の岬に 立たずめばよ波間に見えるは 佐渡の島盆のまつりも もうすぐ終わりよ好きなあの人 またもどりゃせぬどうせこの身はエンヤサ エンヤサノエ遠く佐渡を なが