都おどりが 春を呼ぶ花のかんざし 白川の水にせつない あで姿涙かくした 格子戸のかげで恋しと ああ舞扇燃えてつくした あの夜を妬いているのか 大文字だけどあなたは もういない恋の終りの 送り火かあなた恋しと ああ舞扇夢よ枯れるな 嵯峨野路の径に一輪 京の華芸に生きるも 女ゆえ嵐山から 渡月橋月よ恋しと ああ舞扇