日吉ミミ

男の耳はロバの耳 – 日吉ミミ

人の噂を 切符に変えて
北の駅から 逃げ出したのは
夏の終りの 螢が一つ
ポカリポカリと またたく夜ふけ
男の耳はロバの耳
女の愛が きこえない

ハラリ枯葉が 舞いちる夜に
つらくなるねと 躰を寄せて
無茶を悔んで いるならいると
いってほしいと 訊ねてみたが
男の耳はロバの耳
女の愛が きこえない

酒のボトルが 転がる部屋で
夢を見ようと 寝るのが無理よ
冬の間の あたため合いを
ずっとつづけて みたいと思う
男の耳はロバの耳
女の愛が きこえない

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世迷い言 – 日吉ミミ

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戯言 – 日吉ミミ

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居酒屋 – 日吉ミミ

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流れ星挽歌 – 日吉ミミ

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呑駄くれ – 日吉ミミ

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