新川二朗

  • 裏町すずめ – 新川二朗

    所番地を 持たない奴にゃうってつけだよ この町は昨日横丁 今日この露地をチュンチュクチュンと 飲み歩く俺(おい)らすずめさ 宿なしさ そっぽ向かれた あの夜(よ)の夢にすがりたいよな 夜(よる)もあるやけにあいつが 恋しい時にゃチュンチュクチュンと 泣いてみる俺らすずめさ 泣き虫さ 人の情(なさけ)の 軒(のき)かる身なら酒がこころの とまり木さ飲んでいつしか あたためられてチュンチュクチュンと …

  • 天・地・人 – 新川二朗

    木(こ)の葉をくぐる 雨水もいつか大河の 水となる意地と情けと 腕っぷし男の道を 真っしぐら天を睨(にら)んで 大志に燃える夢に雲呼ぶ 龍となれ 驕(おご)れるだけの 平家なら負けて消えるさ 時代(とき)の常拳あげるも 明日(あす)の為男の道を 肌で知る大地しっかり 杭打ち込んで一瀉千里(いっしゃせんり)の 虎となれ 磨いて光る 石も有り自然輝く 人もいる実りの秋や 西東男の道を 今も尚人に諭(さ…

  • 東京の灯よいつまでも – 新川二朗

    雨の外苑 夜霧の日比谷今もこの目に やさしく浮かぶ君はどうして いるだろかあゝ 東京の灯よ いつまでも すぐに忘れる 昨日もあろうあすを夢みる 昨日もあろう若い心の アルバムにあゝ 東京の灯よ いつまでも 花のくちびる 涙の笑顔淡い別れに ことさら泣けたいとし羽田の あのロビーあゝ 東京の灯よ いつまでも 人気の新着歌詞 オホーツク岬 – 新川二朗 北の果て 流れ行(ゆ)くオホーツク・…

  • 君を慕いて – 新川二朗

    あの女(ひと)の 花の唇あの時の 濡れた瞳よ黄昏の 窓にもたれて恋しさに 一人身をやく 夢に見る 優し面影夢覚めて 残るまぼろし春の夜を 語り明かした初恋の 君はいずこに 短きは 恋の歳月果なきは 胸の悩みよ流れゆく 雲を見つめてほろほろと ギター爪弾く 人気の新着歌詞 オホーツク岬 – 新川二朗 北の果て 流れ行(ゆ)くオホーツク・ライン朝やけは黄金色(こがねいろ) さざ波染めて初恋…

  • 望郷しぐれ – 新川二朗

    のれんをくぐれば かすりの女が故郷なまりで 迎えてくれる北は粉雪舞う頃か 望郷しぐれ ひとり残した お前のことが 気にかかる手編みのセーター かさね着すれば背中にお前のぬくもりしみる俺のこの胸 濡らすのさ 望郷しぐれ 手酌の酒に 浮かんで揺れる 恋女房この身は遠くに 離れていても心はひとつさ 思いがつのる待っていてくれ 帰る日を 望郷しぐれ根雪とければ 一緒に暮す春がくる 人気の新着歌詞 オホーツ…

  • 玄海太郎 – 新川二朗

    しぶきの牙が 船底にがぶりかみつきゃ 夜が明けるドブを飲み干せ 玄海太郎女と別れる 覚悟はいいか 朝日が昇りゃ 出船だぞ行かにゃならない 対馬沖みれんきれたか 玄海太郎荒波育ちの 土根性見せろ はげしく船を 揺らす海足を滑らしゃ 地獄ゆき波にかじ取れ 玄海太郎命を張るのは 承知じゃないか 人気の新着歌詞 オホーツク岬 – 新川二朗 北の果て 流れ行(ゆ)くオホーツク・ライン朝やけは黄金…

  • 居酒屋同窓会 – 新川二朗

    久しぶりだね 元気でいるかきまり台詞(もんく)の 居酒屋でお客同志の 思い出自慢ほんの束の間 同窓会だ帰れぬ時代へ よろけて帰るあんた四国か 俺は能登 たがい違いの 人生なのにどこが似ている 呑ん兵衛はみんなそれぞれ 故郷なまり消すに消せない 頑張り世代作った時代も もうすぐ歴史あんたみちのく 俺は能登 たまに若い娘(こ) 連れてきゃ皆んなお化けみるよに 俺をみる四十・五十は はるかに越えて浮世ば…

  • ふるさとへ – 新川二朗

    故郷に 骨身埋ずめた やつがいる故郷に 二度と帰れぬ やつもいるあゝ人の世は泣いて生まれて 登って下る思うにまかせぬ 時代坂よくぞ来た抱かれる如く 故郷へ… 日本海 波のうねりは 暗いけど日本海 夕陽きらめく 美しさあゝ思い出す父の笑顔と 寄り添う母の写真に残らぬ 苦労道よくぞ来た語りつくせぬ 故郷へ… 季節(とき)が往く とめる間もなく 花が散る季節が往く 何を隠すか 雪が降るあゝ人生は四季にな…

  • 夫婦桜 – 新川二朗

    晴れの日雨の日 いろいろあったいつしか人生 折り返し解(ほど)けかかった 絆の糸を心を合わせて また結ぶ二人で植えた 夫婦桜よ強く根を張れ 枝を張れ 子供はかすがい 巣立った後はどこかで薄れた 結び付きやっと下ろした 肩の荷だけど軽さが寂しい 親ごころ二人の支え 夫婦桜よ雪に折れるな 嵐にも 袖摺(そです)り合っての 道連れならばおしどり暮らしで これからも明日(あす)の生甲斐 この樹に掛けてその…

  • おれの日本海 – 新川二朗

    北風は 哭(な)くものさ思い出も ないている恋ひとつ砕け散り夢さえも命がけ海よ しぶきよ 日本海おまえだけに語りたくて訪ねて来た ……あゝ北風の故郷だもの おふくろは哭(な)くものさいつだってないている幸せにするために子育てをしたんだと海よ 許せよ 日本海にび色した雲の切れ間きらり光る ……あゝおふくろの故郷だもの 人生は哭(な)くものさだれだってないている夢破れ夢拾い生きて行く明日(あす)も又海…

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