斉藤壮馬

キッチン – 斉藤壮馬

あー 今日は
オムレツでも作るか
まずはそうだ
洗い物しちゃわなきゃ
空の瓶が
お利口さんに並んだ
捨てるなら
まとめてから 旅に出る

世界を救うのは
たぶんわたしじゃない

ああ そうだ
アボカド もう限界だわ
それにコーラ
炭酸抜けきってるから
まてよ そうか
アレにしてしまおうか
魔女のサイダー
これなら やわやわになるっ

世界を救うのは
たぶんわたしじゃない

神さまのレシピを盗んで
桃源郷 オーケストラ 神秘で
なんだかもう シンフォニー
ああ ナツメグ 入れすぎてしまったかも!

ミステイク……

あー 今日は
なに食べようかな そんで
あああ 今日は
なに食べようとしてたっけ

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スタンドアローン – 斉藤壮馬

まるで口癖のように唱えた I'm busy丸めてランドリーへと放り投げたきっと今の僕を癒やすのは in silence束の間の孤独と Smokyなボトル音の無い

影踏み – 斉藤壮馬

気づけばどれだけ 逃げてきただろうないな ないな もう見えやしないな傷つきそうになったら 走り出してたないな ないな 逃げたかったんじゃないなずるさも不器用さも

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七色の夜を君と渡ろうそんな魔法みたいな旅に出かけよう全然眠れない そんな夜更けにはちょっと抜け出して 屋上に咲く声ふたつ散々 小馬鹿にされた作り話もなぜか君だけ

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知らない名曲 溢れるダンスホールとびきりご自慢の孤独を持ち寄る気分はどうだい?わかんないなんだよ妙に馴れ馴れしく笑って胸騒ぎ おたがいにさっきまで関係ないくだら

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春にはまだすこし早いが元素(エレメント) もう色づいてきたな陽だまりの隙間 くぐった世界がふとまばたきしていたからまどろみの中へ誘うよとこやみ 飽いたらさ 出か

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Incense – 斉藤壮馬

目が覚めたら 手を伸ばそう持て余してた MellowなIncense夢なら 覚めないでいてよ ずっと緩く立ち昇って鼻先まで届いてくる煙眠りながらなんとなく思い出

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最後のメシアはきみの前に現れないそれでもぼくらは 希望のガソリンをくべて不確かな未来をオベリスクに仕立て上げてしゃれこむ晩餐 それなりには幸せだろ?最高のメディ

光は水のよう – 斉藤壮馬

光はそう水のよう水槽が光に満たされているね ぼくらフィッシュネオンの街泳ぎ 明日の予定ふっとよぎるPrrrr! ……やけに騒がしいねえふむ なんかノスタルジイで

sunday morning(catastrophe) – 斉藤壮馬

冴えたやり方 ひとつ飲み込んだ群れをはぐれた いるかのようさ深く潜ったら あたりはノーベンバーあとの祭りさ 気圧 低下してんだオクトパス 綺麗なものねさなぎのか

るつぼ – 斉藤壮馬

泥濘 ほどけてまつろうものどもの宴こっそり 眼くばせ柔肌 隠した傘この会に二度目はないのこの会にはくらがり 這いずるかつ消えかつ浮かぶものよひだるい客人召し上が

ワルツ – 斉藤壮馬

彼女は 宙 見失って翼は もう 開かないの記憶は 影に隠されてエフェメラ せつな 消えるよ殻を剥いだ卵天使の訪れはないいつも失うこと 忘れるだけさぼくらの声 届

Paper Tigers – 斉藤壮馬

いつから時代は過ぎ去ってこんな陳腐な動物のエデンなんだ そっか それならばいっそ牙 尖らせて今日なんてもうね 完全に悦楽日和ですヘイ 調子どうだい? シニカルに

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夜のどん底は びろうどのようだあてもないぼくら 迷い込んだままスロウモーションで まわりつづけた影のあいだから 目くばせをしたどうしてかな 明日はこない気がした

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