折笠愛

月のTRAGEDY – 折笠愛

近くにいても あなたの心に
辿りつく道 どこにもないのね
違う軌道を 廻り続けてる
地球と月とに とても 似てるね

戯れても 時が過ぎても
ふたり さまよっているだけ

ああ このまま黙って
踊って いましょう
朝がくる頃
忘れていいわ

まぶしい気持ちは
溢れて いるけど
あなたの夜を
ほんの少し
照らすだけでいい

近づくことも 遠ざかることも
あなたは決して 選びはしないわ

ふたりの距離が 縮まらないこと
わかっているから 廻り続ける

いつかきっと ささやく言葉
気づかないふりで 歩いて

ああ このまま黙って
踊っていましょう
どんな言葉も
忘れていいわ

寂しさが 胸に
溢れる夜なら
闇の深さに
瞳 閉じて
少し 眠りましょう

このまま黙って
踊っていましょう
朝がくる頃
忘れていいわ

まぶしい気持ちは
溢れているけど
あなたの夜を
そっと そっと
照らすだけでいい

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