確かじゃないけど
春かもしれない
確かじゃないけど
春かもしれない
留めておく手は ないかもしれない
けど、波はたつ
その声を聴いたのだ
確かじゃないけど
春かもしれない
確かじゃないけど
春かもしれない
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平成、疲れてた それはとてもどこにも行けず止まれずに夕焼けよ 通りを覆え 赤くあれ平成、眠っている 小さく熱くヘッドライトが壁で遊ぶ嗚呼夜よ 子供達に静かなれ平
かける はねる真澄の空に手をかざす喝采と悪口が代わるがわる血を注ぐつねる かわす好き合うものに日が暮れる互いの生傷を薄暗に伏せている歌が唇を 伝うほどに手を取り
苔のむすのを 踏みうち踏みぬき麓へ下る 水流る箇所箇所廻り黒たび白たび火元はいつも この私あがらごうごごうごうごうごごうごうごうごごうごうごうごうごう老い先まわ
こんな事もあるものか 留まっていられようかそれは土手から川べりへ、スパイラルを描くやぶ蛇です。ここへは何度も来ましたが、未だに向こう岸に渡れません。冷めるが冷え
頃合いをみてはここでまた会おう乱れ飛ぶ交通網を縫ってやがておれたちは 砂浜の文字を高波に読ませて言うだろう「長くかかったね 覚えてる」風よ このあたりはまだか産
坂道を駆け下りるこの体に開かれた世界を置き去りに鳥のように駆け下りる重心を低くとり加速するこの命が過ぎてく家や木々を抽象の絵に変える季節が耳打ちする「似合わない
このゲートをくぐる時 振り向けど私がいたことを誰も知らず眠りつくは持て余す暗闇をあなたと抱きしめた そんな事もありえない そう思ったあの時来るはずない そう思っ
そちらは揺れたろうか揺れたろうか交わる事のない道なりに地平を破いた風景が通り過ぎてく彼の地のあなたと呼び合い歌うは夢だろうか夢だろうかそちらは揺れたろうか揺れた
すんかすと虫が這って死ぬる季節を連れてきたねんごろの 欲望は話を聞いてはくれないよ現れたその気持ち名前をつけてはいけないよ愛してる 死んであげるそれじゃまた今日
みーちゃんダメ どこ行くのみーちゃんダメ こんな夜更けに草木が濡れて擦れる匂いみーちゃんダメ こっちにおいでみーちゃんダメ どこ行くのみーちゃんダメ 目を見てご
ねえ どこにいたの 窓辺には空白んで僕につげる 「また巡り逢うよ」と真新しい街に 海鳴りがきこえて手を振る誰かが 笑っているここに 願う 願う 願う君が朝を愛す
街はもう変わり果てて光も暮らしもない夜にお前だけだ その夜にあんなに笑っていた奴は壊されたドア 流れ込む空気に肺が満たされてく 今何も言わないでお前だけだ あの
海へ連れ立つあの渡り鳥は過ぎし春の暖かさを覚えてる揺れる葉のざわめき蜜の青い味急な雨に走る私空仰ぐあなた濡れた羽も乾かぬうちはばたけば雲の上にほらね ごらんよ夜
路肩の天使が 私に言うことにゃ程なくここらは 嵐の只中さそんなことわかってるから手綱持たしてくれよ今私が生きることは針の穴を通すようなこと強い風の吹く所で針の穴
君は野中の いばらの花か暮れて帰れば やれほんに引き止めるマタハーリヌ ツィンダラ カヌシャマヨ嬉し恥ずかし 浮名を立てて主は白百合 やれほんにままならぬマタハ
どうするつもりでいるんだろう今、動かずただ、ここにいるよ残されている手段がなくてなすすべなくただ、ここにいるよこの雨は続く この雨は続くこの雨は続く わけも言わ
眠れぬ街 呼ぶ声を袖に早足で歩く あの子を迎えに優しい顔しないでいい ただ眠っててほしい 私を待たずに私を忘れて星屑や 光落とせよ街のひと隅 この子らのもとへ家
例えばおれは、いつかの蜂それを思えば、ちょっとは笑ってくれるかな?以上です どうぞ例えばおれは、いつかの蝶それを思えば、ちょっとは笑ってくれるかな?以上です ど
日暮れの空に筆を投げて画家が行方をくらます夜運動場へ忍び込んで消石灰で君を書いた此れを咎めねば 戦争もかたなしさ雑木林うち捨てられた自転車たちが海を目指すたどり
何かがここを通り過ぎたみたいだね最後まで見通せないとても大きな体で私のいる場所は巡る朝の顔の上命のいろいろはとても小さな口笛ちりんちりん自転車乗れた日に始まり帰