折坂悠太

  • 主人公 – 折坂悠太

    時には思い出ゆきの 旅行案内書(ブック)にまかせ「あの頃」という名の駅で下りて「昔通り」を歩くいつもの喫茶には まだ時の名残りが少し地下鉄(メトロ)の駅の前には「62番」のバス鈴懸並木の古い広場と学生だらけの街そういえば あなたの服の模様さえ覚えてるあなたの眩しい笑顔と友達の笑い声に抱かれて 私はいつでも必ずきらめいていた 「或いは」「もしも」だなんてあなたは嫌ったけど時を遡る切符(チケット)があ…

  • 爆発 – 折坂悠太

    光が揺れてる例えを拒んでる私を見つめてわからずそらさずに もういいかい もういいかい言葉つぐんだ悲しみよもういいかい まだだよまだここでこうしてたいよ 水面が揺れている岸辺の爆発に私を見つめて求めずおそれずに もういいかい もういいかい知らず抱いた欠落にこんこんと血は巡り頬濯ぐ涙となる もういいかい もういいかい言葉つぐんだ悲しみよもういいかい まだだよまだここに灯は灯る 長すぎる夢が覚める頃に …

  • 荼毘 – 折坂悠太

    夕凪に 首を吊るその前に うた 一ふしを生活に 梨の礫のえれじぃいまだ、いまここ ゆけどあてなく東海道愛しあのこはもういないもんな焼けのこる面影連れて 窓に 指なぞらえた文字に滴る ひとふしは大通り 針のむしろのえれじぃいまだ いまここ いつのことだか山陰山陽波もあの日も帰らんもんな今生きる私を救おう 夕立にかけてゆくのも裸足いまだ いまここ ゆけどもどれど東海道愛しあのこはもういないもんね焼けの…

  • 鯱 – 折坂悠太

    通り過ぎてみたいよ漫画盛りの三叉路想像において放った砲弾貫通至らずもくさびだろうが フーガ フーガ フーガ! 呼びなれた名前にちょっとばかしの「」を痛覚を解いてもだえた明朝とうとうと照る日をなんとしようか フーガ フーガ フーガ! 人気の新着歌詞 平成 – 折坂悠太 平成、疲れてた それはとてもどこにも行けず止まれずに夕焼けよ 通りを覆え 赤くあれ平成、眠っている 小さく熱くヘッドライ…

  • 鯨 – 折坂悠太

    何かがここを通り過ぎたみたいだね最後まで見通せないとても大きな体で 私のいる場所は巡る朝の顔の上命のいろいろはとても小さな口笛 ちりんちりん自転車乗れた日に始まり帰ってゆく暗いぐらいブルーのその場所でまた遊ぼう また遊ぼう 人気の新着歌詞 平成 – 折坂悠太 平成、疲れてた それはとてもどこにも行けず止まれずに夕焼けよ 通りを覆え 赤くあれ平成、眠っている 小さく熱くヘッドライトが壁で…

  • 悪魔 – 折坂悠太

    日暮れの空に筆を投げて画家が行方をくらます夜運動場へ忍び込んで消石灰で君を書いた 此れを咎めねば 戦争もかたなしさ 雑木林うち捨てられた自転車たちが海を目指すたどり着けば泳ぐでもなくけたたましくベルを鳴らした 走ってきた距離に つりあわぬ夜が明ける 歩みをとめて踊らないか今日は悪魔のふりして 壁に書かれた番号へコール10分後のおれが答えるおれはそれからかけ直すが10年後のおれはでなかった あきらめ…

  • 心 – 折坂悠太

    例えばおれは、いつかの蜂それを思えば、ちょっとは笑ってくれるかな?以上です どうぞ 例えばおれは、いつかの蝶それを思えば、ちょっとは笑ってくれるかな?以上です どうぞ 砂漠の街に バンドが来てる男が遠まきに 煙燻らす あれをやりましょうか やりましょね気づかれぬように したたかに 今日は 鉄の砦に 手紙は焼かれ女がグラスの 縁を撫でてる あれかけましょうか かけましょね見つからぬように ささやかに…

  • 星屑 – 折坂悠太

    眠れぬ街 呼ぶ声を袖に早足で歩く あの子を迎えに 優しい顔しないでいい ただ眠っててほしい 私を待たずに私を忘れて 星屑や 光落とせよ街のひと隅 この子らのもとへ 家路につく ひとはうつむき眠い目をこする 君の手をひいて 疲れた顔 見ないでいい ほら聴かせてほしい 漫画のあの歌覚えたての歌 星屑や ここを照らせよ暗がりの道で 転ばぬよう 星屑や 光落とせよ街のひと隅 この子らのもとへ おいでおいで…

  • 炎 feat. Sam Gendel – 折坂悠太

    どうするつもりでいるんだろう今、動かずただ、ここにいるよ残されている手段がなくてなすすべなくただ、ここにいるよ この雨は続く この雨は続くこの雨は続く わけも言わないで あいつが来たら 眠らせてやろうよ ね同じ炎を囲むぼくのララバイ 何するつもりでいたんだろう今、動かずただ、ここにいるよ叫ぶことば ぼくらに似合わず互いに見合って ここにいるよ この雨は続く この雨は続くこの雨は続く 白線の上を あ…

  • 安里屋ユンタ – 折坂悠太

    君は野中の いばらの花か暮れて帰れば やれほんに引き止めるマタハーリヌ ツィンダラ カヌシャマヨ 嬉し恥ずかし 浮名を立てて主は白百合 やれほんにままならぬマタハーリヌ ツィンダラ カヌシャマヨ 田草取るなら 十六夜月夜二人で気兼ねも やれほんに水入らずマタハーリヌ ツィンダラ カヌシャマヨ 染めてあげましょ 紺地の小袖掛けておくれよ 情のたすきマタハーリヌ ツィンダラ カヌシャマヨマタハーリヌ …

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