戸川よし乃

蛍の章 – 戸川よし乃

私にそっと呼びかける
あなたの夢で 目が覚めました
ほんとにあなたが 来たのかと
裸足で外へ 飛び出せば
闇に浮んだ ホ ホ ホタル…
あれは あれは あなたでしょうか
あなたでしょうか

私を知っているように
蛍がひとつ 小指の先に
愛しいあなたが いるようで
弱虫なみだ こぼれます
きっと届かぬ ホ ホ ホタル…
夢の 夢の 続きでしょうか
続きでしょうか

別れの時を 惜しむよに
灯りをともし 舞う蛍火よ
どんなに遠くに 離れても
心はあなた 一人だけ
白く光った ホ ホ ホタル…
あれは愛の 涙でしょうか
涙でしょうか

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すずめは雀 – 戸川よし乃

海鳴りが 聞こえますひとりの港…山の雀が 住む場所(とこ)なんてどこにも無かったあなたと見てた 灯台のあかりが今日も 揺れてるすずめは雀 仕方ないのに涙が溢れて

恋慕川 – 戸川よし乃

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冬のすずめ – 戸川よし乃

遠ざかる 後ろ姿冬枯れの 白い道雪に埋もれた すずめのように私はひとり…これきりですか あなたに逢うのはこれきりですか 優しいくちづけもコートの襟にさよならが 

大阪雪景色 – 戸川よし乃

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宿なしすずめ – 戸川よし乃

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十勝平野 – 戸川よし乃

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氷雪挽歌 – 戸川よし乃

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十勝望郷歌 – 戸川よし乃

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一年たったら逢いましょう – 戸川よし乃

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十勝の春~ふるさとに春の雪~ – 戸川よし乃

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北海めおと節 – 戸川よし乃

凍りつくよな 根室の沖へあんた夜明けにゃ 船をだす男度胸の 門出じゃないかグッと飲みほせ お立ち酒ハァ…エンヤラショ エンヤコラショ纜(ともづな)ほどきゃしぶき

愛の終着駅 – 戸川よし乃

寒い夜汽車で 膝(ひざ)をたてながら書いたあなたの この手紙文字のみだれは 線路の軋(きし)み愛の迷いじゃ ないですかよめばその先 気になるの君のしあわせ 考え

春ふたつ – 戸川よし乃

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氷雪の海 – 戸川よし乃

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流氷~北の青い空~ – 戸川よし乃

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