我如古より子

あの海へ帰りたい – 我如古より子

泣き濡れて見上げれば あなたがいつもそばにいた
あの頃は若すぎて 愛の意味さえ知らぬまま

何度も月が太陽を 追いかけ 朝が訪れた
それぞれ歩いた人生に虹がかかる

もう一度追いかけて あなたの胸に飛び込めるなら
あの海へ帰りたい 二人の影が一つにとけた海

寂しさに強がれば あなたはいつも笑ってた
ほおづきの実を摘んで 涙止むまで鳴らしてた

共に生きて行けるならば 年老いてくのも幸せ
合わせた鏡に写るのは 永遠の道

もう一度抱きしめて 二人の過去が許されるなら
あの海へ帰りたい 二人の言葉 照間に消えた夏

目を閉じて耳澄ませば 心によせる波の音
長かった物語 幕が下りて あの日に戻る

もう一度抱きしめて 二人の過去が許されるなら
あの海へ帰りたい 二人の言葉 照間に消えた

追いかけて追いかけて あなたの胸に飛び込めるなら
あの海へ帰りたい 二人の影が一つにとけた海

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