成底ゆう子

母 – 成底ゆう子

西陽がさす縁側で 洗濯物をたたみながら
あなたは何か 話してる 独り言のように

忙しいを言い訳に 随分帰らなかった
気がつけば 病気になって 痩せてゆくあなたがいる

握ったあなたの手は いつのまにか細くなって
枯葉を揺らす冷たい風に 小さく震えてた

物忘れも多くなって 目も弱くなり 杖ついたり
一人じゃ何にも出来なくなって 動けなくなるのかな

遠く暮らす私 あなたはここにひとり
戻ることはできない 引き取ることも難しい

私の顔 忘れたりするかな 私の声 忘れたりするかな
懐かしい写真の中 微笑む あなたにまた会えたなら

柱に刻んだ跡 叱られた壁の落書き
思い出が詰まったこの家に 知らない誰か住むのかな

手を繋ぎ歩いた道 わたしを呼ぶ やさしい声
あなたは わたしのふるさと
光に包まれている
あなた わたしのふるさと

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命を超えて – 成底ゆう子

千鳥たちが運ぶ北の風に 吹かれて赤花は揺れていた移る季節に撒いた種が 根付いて花咲く日を祈ってる命を超えて 変わらぬようにと命を超えて 明日を夢見る愛する心 育

想い人、母よ – 成底ゆう子

母に手を引かれて 歩き始めた道を今では母の手を取りながら寄り添い歩いてます夢を叶えるため ふるさと離れては先も見えない侘しい夜は あなたを想います母よ 生きる為

ダイナミック琉球 – 成底ゆう子

海よ 祈りの海よ 波の声響く空よ大地踏み鳴らし叩く 島の太鼓(てーく)ぬ響き海よ 祈りの海よ 波の声響く空よ大地踏み鳴らし叩く 島の太鼓ぬ響き風に吹かれて島を歩

真っ赤なデイゴの咲く小径 – 成底ゆう子

咲いた 咲いたよ 春の花晴れ渡るデイゴの咲く小径涙こらえて 手を振った母親の姿がありました夢見てたようには ままならん生きるむずかしさ 知りましたいつからか 都

蕾 – 成底ゆう子

誰も見たことのない 色を染めた花が咲く時誰も知らない光を 光を見るだろう咲くころ待つ蕾が揺れる 「まだか、まだか…」と揺れている誰かの言葉 些細な声に 蕾は今に

永遠の微笑み – 成底ゆう子

思い出の写真の中で 微笑むあなた生き続ける過ぎ去った愛しい日々に あなたは今も輝いているあなたを想う事は 明日を夢見る潤いでした心という名の 扉開けば 変わらな

溢れる愛のはじまり – 成底ゆう子

心が 折れたなら どうかそのまま 休んでください気持ちが切れたなら あゆみを止めて そのままに耐えることは大事だけど 我慢はしないで人の為に 生きるその前に 苦

よろこびのうた – 成底ゆう子

母が教えてくれた 私が生まれたとき大きな泣く声を聞き 涙こぼしたと父が語ってくれた 私が生まれたとき小さな体を抱いて 涙流したと満天の星よりも 輝く笑う顔に頬を

あなたにありがとう – 成底ゆう子

「ありがとう」いくつも言葉を探しました思い出を集めてたどり着いた言葉がある「ありがとう」いくつも気持ちを探しました優しさを集めて溢れ出した言葉があるあなたが愛し

あの人の、あの言葉 – 成底ゆう子

聞こえてくる あの人の あの言葉教えてくれた 涙色の声寂しくて 切なくて 泣き腫らしても朝の光に 夢を描いて 信じたこの道を支えてくれたあの言葉が語り続けてる 

五穀豊穣 – 成底ゆう子

五穀豊穣 サー 天(てぃん)ぬ恵み ハリ 今日(きゅう)や果報(かふ)しどぅスリ サー御祝(うゆえ)さびら 嘉例(かりー)さびら太鼓三線小(てーくさんしんぐゎ)

伝え歌 – 成底ゆう子

おじいが歌う 三線を奏でて 傍らで踊った島の夜月明かり浴びて 島酒を飲んでは いつの間にやら 高いびきお日様が昇れば 畑に出かけて 夕暮れになれば 島唄うなる愛

月 – 成底ゆう子

絡めた指先 触れる唇あなたの愛に 満たされてたはじめから 叶わない恋でした月灯りの影に散る同じ事ばかり考えてた あなたといる誰かを許されない恋と知っても 愛しく

伝え歌(Single ver.) – 成底ゆう子

おじいが歌う 三線を奏でて 傍らで踊った島の夜月明かり浴びて 島酒を飲んでは いつの間にやら 高いびきお日様が昇れば 畑に出かけて 夕暮れになれば 島唄うなる愛

花~すべての人のこころに花を – 成底ゆう子

川は流れて どこどこ行くの人も流れて どこどこ行くのそんな流れが つくころには花として 花として 咲かせてあげたい泣きなさい 笑いなさいいつの日か いつの日か 

童神~ヤマトグチ~ – 成底ゆう子

天からの恵み 受けてこの地球(ほし)に生まれたる我が子 祈り込め育てイラヨーヘイ イラヨーホイイラヨー 愛(かな)し思産子(うみなしぐわ)泣くなよーや ヘイヨー

さとうきび畑 – 成底ゆう子

ざわわ…広いさとうきび畑はざわわ…風が通りぬけるだけ今日も 見渡すかぎりに みどりの波がうねる夏の日ざしのなかでざわわ…広いさとうきび畑はざわわ…風が通りぬける

島唄 – 成底ゆう子

でいごの花が咲き 風を呼び 嵐が来たでいごが咲き乱れ 風を呼び 嵐が来たくり返す悲しみは 島渡る波のようウージの森であなたと出会いウージの下で千代にさよなら島唄

涙そうそう – 成底ゆう子

古いアルバムめくり ありがとうってつぶやいたいつもいつも胸の中 励ましてくれる人よ晴れ渡る日も 雨の日も 浮かぶあの笑顔想い出遠く あせてもおもかげ探して よみ

ファムレウタ(子守唄) – 成底ゆう子

前(まい)ぬ浜下(はまう)りてぃ 遊(あし)ぶ童達(わらんちゃ)が笑い声(ぐい)ぬ清(ちゅ)らさ 他(ゆす)にまさてぃ干潮(びし)打(う)ちゅる 波音(なみうと

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