愛奴

朝からごきげん – 愛奴

白いベッドに残る 甘いお前の香り
水色の風が 窓の花散らすと
秋はもうすぐそこまでなんです だから
髪をほどくんだよね

粋な昔の歌 鏡に映しながら
亜麻色の瞳 何か言いたそうだな
窓の外は 強い日ざし 陽炎に
都会は溶けてしまうよ

もう何も思わずに 何も言わないで
ただそっと見ていたい ただそれだけさ

誰かが塀のむこうで イカレた歌 歌うよ
俺達で終りの世代さ 諦めな
穏やかな黄昏が舞いおりて 君と
夕立ち 僕は待ってる

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人想い – 愛奴

お前のやさしさ 体に感じて目覚める朝に いつかあこがれて暮し始めた――慣れない顔して 今夜のお前はせいいっぱいに 大人ぶってみせる与えられる物は 唯夢一つだけれ

一人都会で – 愛奴

あの日の僕らギターを抱えて理由も解らず愛を口づさんで大人になる痛みさえも笑いとばして捨てて来たけれど目覚め始めて何を見つけ歩き出せずにうなだれた誰も悪くはないの

コバルト蜃気楼 – 愛奴

憧れは陽灼けをした8月の香り残してる横顔誘って眠り出す気まぐれなあいつの夢水平線に拡がる熱い風をかわしてふり向いた素敵な恋が陽気な夏の向こうで白い海にとけるのを

川ぞいの道に – 愛奴

窓辺にもたれて歌ってる横顔に君の居ないこの部屋映し遠い空を見上げる悲しみにあの日 目を閉じて俯いた君に言えぬ 別れの言葉触れ合う手のひら伝う途切れた君の声の向う

LOVE TIME – 愛奴

吹きすさぶ風の中 煙をまいてこの燃える想いを空に打ち上げる夜空に輝く 真一文字 飛行船先に行ってていいよ 後からすぐ追いつくから今夜は二人だけの夢の語らい朝まで

約束 – 愛奴

向っぺたの空に つくり笑い浮かべ 君をみてた浮寝スタイルの煙草に火をつけ切り口をポカン通りかけぬける 僕の口約束疲れまなこの片目を wink居心地良さそうな君は

OLLE – 愛奴

もういやだ 何も聞きたくない頭を駆けめぐる このメロディー今はただかたく口を閉じはじけるリズムに酔ってじっとうずくまり眠りたい今はただそれだけ明日 目が醒めたら

明日 – 愛奴

ガラス球の向うに見える黒くひからんでる おまえの瞳いつもそうだよ 心閉ざしてあきらめてばかり 悪い癖さ何度となく つまずく度に弱気になってる自分を見つめるでも今

夏の二人 – 愛奴

ゆれる肩ごしに笑いかけてくる乾いたメロディは 退屈なこの夏の二人の匂いがする……昔のblue love songのテーマリズムはちょっと古いfunkyなじみの通

午前10時のSAMBA – 愛奴

息を止めて 耳を澄ましてごらん きっと聞こえてくる おまえの あの陽気な声が時を越えて すべては今甦る きっとあの日の夢 僕等の待ち焦がれた唄が七つの海を飛び越

旅立ちの朝 – 愛奴

果てしなく 都会つつむ群青の色まだ明けぬ 空に星がまた一つ消え雲一つない朝には 夜明の風がそっと語りかける 新しい僕がいたふり返らず ドアを開けて外へ走り出した

去りし友よ – 愛奴

無駄なことだよと君はかるく手をあげて別れを告げたポケットに手をいれて後姿を見送った僕の顔にあるのは今にも泣き出しそうな作り笑いだった去りし友よ僕の躰は怒りに満ち

もうすぐ五月 外は雨 – 愛奴

心よい昼間の疲れをベッドに沈めて台所のお前の後姿 僕は見ているもうすぐ五月 外は雨あれは遠い六月のこと車窓に映る疲れた顔を道づれにあてもなく夜汽車に揺られてた遠

恋の西武新宿線 – 愛奴

白いホームにビルの影が蒼くひろがりベルが鳴り響く九月の夕暮れ人波流れる街灯りともる西早稲田通りうつむいて さよならこれでもうお別れねふりむいて独り言 愛してるい

夢にいざなえ – 愛奴

いつでも風の中に君 見つけて微笑むそんな時過ぎた日々にやさしく灯がともるひとりもそんなに辛くない 小さな呟き町はずれ河のほとりで水切り遊び 想い出を投げひとつひ

あの娘は僕の大事なべぇぃびぃ – 愛奴

あの娘は僕の大事なBabyあの娘のいれる旨いCoffee風にふるえる長いまつげ夢中にさせる甘いKissだけどあの娘は僕のことなど知らんふりでいつもどこかの誰かと

雨模様 – 愛奴

五月雨色した空に映る窓の外うつむきかげんの都市に煙る雨の音もしもこの雨の中を君は行くのなら停車場でふり向かないで さよならが辛くなる紫陽花色した君の目に 揺れる

愛するお前に – 愛奴

まだお前が小さくて野原を駆けまわってズボンの膝を破いていつも叱られてた頃すべてのものは喜びに輝き溢れていたのにそんな遠い昔は唯の夢と言うのかい素敵な処女の前を素

君がいれば – 愛奴

君がいれば何もかも小さく見えて心から安らぐんだ君がいればつまらないこの僕だけど何か素敵なこと出来そうなそんな気にもなるのさ 君がいれば君がいれば独りきりさまよう

春の日に – 愛奴

水たまり跳びこえて光の中急いで駆けてく春の風 舞い上がる停車場に君を待ってるいつまでも変わらずに君を愛していたいなもしも君この町着いたら 友達よんでたまには粋し

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