(セリフ)「わいは役者の志賀 勝や
知ってる人はよう知ってる
けど知らん人はまったく知らん
しやからもっと有名になりたい
金もぎょうさんほしい
出来たら女にもとことん惚れてみたい」
一度選んだ この道は
何があろうが 人様に
とやかく云われる 筋はない
こうと決めたらどこまでも
やってやりぬく ど根性
(セリフ)「若いうちに恥と尻は
なんぼでもかきなはれ
けどな義理だけはかいたらあかん
人間汗水流して働いてこそ
道はひらけんのとちがうか」
惚れたあなたに このまんま
強く抱かれて 死にたいと
すがる女が いじらしい
倖せ薄い 日陰花[ひかげばな]
傷を背負って 生きる奴
(セリフ)「あんたなぁ 九州の入口みたいにもじもじせんと
惚れた女やったら しっかり 抱いたらんかい
それがほんまの 男ちゅうもんやで」
生きてきたのが 一人なら
死んでゆくのも また一人
見知らぬ誰かと 語ろうと
酒を相手に 愚痴ろうと
それも人生 歩く道
(セリフ)「そこの兄ちゃんと姉ちゃん あっ
それからそっちゃのおっちゃんとおばちゃん
これからも元気で頑張っておくんなはれや
ほな さいなら」
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女 – 志賀勝 (セリフ)久し振りでんな 志賀 勝や!男はなあ 女がいるからこそ えゝ格こし女は男がいるからこそ どうにもならん顔でも化粧ぬたくって きれいに見せようとするこれ
酒 – 志賀勝 苦しみや 悲しみを逃れるように すがる酒心あるなら この俺の胸の痛みを 消してくれ恋ゆえに 愛ゆえにすべてを捨てて 来た二人死ぬも生きるも 一緒だとそっと酌み交
螢篭 – 志賀勝 あれは十八縁日でお前が買った螢篭わが身こがして夏を乞う哀れにそっと解き放ち一つはなせば するすると二つはなせば お前の頬をかすめて光る恋だった あゝ恋だったおれ
絆 – 志賀勝 男がいち度 こうだと決めりゃ白が黒でも 生命を賭ける背中に重たい 世間の拳あんた居るから 耐えられますと微笑む仕草の…いじらしさ(セリフ)「昔のおなごはんは ほ
男 – 志賀勝 俺のいい時ゃ 来た奴も落目になったら 知らん顔義理も人情も 薄れた時世何処に男の 夢がある(セリフ)「あのなぁ 人間ちゅうのは 義理をかいたらあかんええか兄ちゃ
残侠ふたり旅 – 志賀勝 義理と人情の 四文字がなけりゃこの世は 闇ばかり世間狭めて 生きるより誠一字を 抱いて死ぬ馬鹿を承知で この俺の何処にひかれて ついて来る苦労笑顔で 耐えながら
情 – 志賀勝 (セリフ)「私 生まれも育ちも京都ですながれも清き鴨川で うぶ湯をつかいしか・・・・男前ともてはやされて ついその気になって鏡をみればハッと驚くこわい顔 姓は志
みれん橋 – 志賀勝 泣いて別れた 恋だからあきらめきれない あの人を夢がこわれた 横浜の町をひとりで さまよいながら歩き疲れて たたずむ橋はおもいきれない きるにきれないみれん橋い