徳永ゆうき

とうさんの手紙 – 徳永ゆうき

古いアパート 郵便受けに
ある日突然 とうさんの手紙
落ち込んで しょげてた時
公園の ベンチで読んだ
励ましのひと言が 泣けるほど沁みた
「人生は長い」

恋に破れて 仕事にめげて
こころ折れたら 思い出す手紙
無口だし 怖いだけと
思ってた 父親ごころ
懐にしまってる にじんでる文字は
「人生は長い

はるか遠くて 届かぬ夢も
いつか叶うと がんばれる手紙
ゆれ動く 青春の今
寒い日の 陽だまりみたい
心から離れずに 生きている言葉
「人生は長い」

「人生は長い」

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東京てぃんさぐ赤い花 – 徳永ゆうき

小田急線をおりて今角の花屋の隅っこにちょっとしおれた鳳仙花てぃんさぐぬ花を買いました爪に染めましょう花びらをばーちゃんの歌を思い出し指でつまんでこする度赤くなる

さよならは涙に – 徳永ゆうき

港風(みなとかぜ)浴びて 旅立ちの春は微笑み 手を振る この花よ千鳥・森巣の橋すじ行けば 友の呼ぶ声がありがとう ありがとう走る景色に背を向けてさよならは涙に“

平成ドドンパ音頭 – 徳永ゆうき

涙見せずに 汗水流し ヤートナ ソレ 人のため男は度胸 帰れぬ故郷ドドンパ ドドンパ ドドンパ 音頭 心は錦やると決めたら 引き返せない 誰が止めても やるだけ

ふるさとのはなしをしよう – 徳永ゆうき

砂山に さわぐ潮風かつお舟 はいる浜辺の夕焼けが 海をいろどるきみの知らない ぼくのふるさとふるさとの はなしをしよう鳴る花火 ならぶ夜店に縁日の まちのともし

夢さがしに行こう – 徳永ゆうき

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北の終列車 – 徳永ゆうき

君のさよならを かき消したベルに急かされ 飛び乗る列車待っていてとは 言わないけれど手と手を重ねる ガラス窓あぁ涙の 北の終列車白くすきとおる 雪の肌ふれたあの

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帰ろう我が家へ – 徳永ゆうき

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津軽の風 – 徳永ゆうき

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全部 全部 全部今夜は今夜は思い出を作ったら二人夜明け前に消えましょう悪いのは全部わたし 安い誘惑ででイイの愛の言葉一つじゃないの悪いのは全部あなた 世の中だい

三線の花 – 徳永ゆうき

いつしか忘れられた オジーの形見の三線床の間で誕生祝いの 島酒にもたれてほこりを指でなでて ゆるんだ糸を巻けば退屈でたまらなかった 島唄が響いた鮮やかによみがえ

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私のお墓の前で 泣かないでくださいそこに私はいません 眠ってなんかいません千の風に千の風になってあの大きな空を吹きわたっています秋には光になって 畑にふりそそぐ

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