徒然なる操り霧幻庵

流離~SASURAI~ – 徒然なる操り霧幻庵

緋(あか)く 染まる 花びら散る
風が 音色 奏であう長調

淡い 氷雨(ひさめ) 炎枯らす
然(さ)れど 道は 続いてゆく

疾(と)しく儚く過ぎ去る日々に
思い出が咲き誇る

明日はまた明日の風が吹く
高鳴る胸の響き

舞い踊れ 夢の花吹雪
時刻(とき)を忘れ ゆら、ゆら
咲き誇れ 徒然浮世(つれづれうきよ)に
会うは分かれ目の始め
流離(さすらい)はゆく

宵の明星 いざなう夜は
傷が 騒ぐ いにしえの詩(うた)

変わる 景色 季節廻り
流れ 流れ 此処まで来て

忍び 出で立つ 暁前に
過去に別れも告げず

いつかまた巡り逢う日まで
永遠(とわ)に旅路は続く

煌(かが)やかせ
前途の灯火(ともしび)
思い馳せて ゆら、ゆら
時を越え 遥か彼方まで
道無き道を歩みて
流離はゆく

登り降(くだ)り
雨笠(あまがさ) 揺れる
よろず 旅の思いは
言の葉では伝えられない
月のみぞ知る世界

舞い踊れ 夢の花吹雪
時刻(とき)を忘れ ゆら、ゆら
咲き誇れ 徒然浮世に
会うは分かれ目の始め
流離はゆく

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