徒然なる操り霧幻庵

時は短し歌えや乙女たち – 徒然なる操り霧幻庵

絢爛たる調べ
闇を照らしてゆく
花びらの灯火
雅に舞い踊れや

小さくかすかな
物語でもいい
幾度も重ねた
唄よ

叫べ 遠くまで響いた音羽根
春嵐に乗って君へ届くなら
声が 枯れてしまってもかまわない
時は短し歌えや乙女たち
艶やかに 甘美に 優雅な夢

徒然なる語り
道を照らしてゆく
花咲くその色は
眩しいほど輝く

古くて霞んだ
絵空事でもいい
幾度も重ねた
唄よ

叫べ 彼方まで繋がる架け橋
恋吹雪になって君へ届くなら
声が 枯れてしまってもかまわない
時は短し歌えや乙女たち
艶やかに 甘美に 優雅な夢をあげる

綺麗なだけの唄はいらない
すべてを曝して綴る
唄を

叫べ 遠くまで響いた音羽根
春嵐になって君へ届くなら
声が 枯れてしまってもかまわない
時は短し歌えや乙女たちは往く

花は花あれ 乙女も乙女であれ
花は吹きあれ 乙女も嵐であれ
花に栄えあれ 乙女に祝福あれ

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