弓純子

三陸海岸 – 弓純子

北上おろしを 背に受けて
船は港を あとにする
朱塗りの秋も 色あせて
後は粉雪 待つばかり
古い恋だと 人は言うけど あなたが私の道しるべ
寒さしのぎで いいから抱いて
三陸海岸 冬まじか

書いては破ってまた書いて
出さずじまいの 紙の束
あれから冬も ふたまわり
胸に海鳴り からみつく
せめて器用に生きてゆけたら
愚痴さえこぼさず済むけれど
今も心は あなたに走る 三陸海岸 雪まじり
古い恋だと 人は言うけど あなたが私の道しるべ
寒さしのぎで いいから抱いて
三陸海岸 冬まじか
三陸海岸 冬まじか

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