広畑あつみ

恋月夜 – 広畑あつみ

想うあなたに 想われなけりゃ
女に生まれた 甲斐もない
いたずらに 目隠しされたあの日から
消すに消せない 胸の火よ
イヤだ イヤだよ 片恋なんてさ…
涙 ひとり寝 恋月夜

紅をひと掃け 心にさして
あなたを待ちたい 宵の口
湯上がりの ほのかに香るこの髪の
先の先まで 逢いたがる
あなた今ごろ どうしているの…
涙 面影 恋月夜

咲いた花なら 散るのもいいが
蕾のままです この恋は
夢でさえ 抱いてもくれず背を向ける
知っているやら いないやら
イヤだイヤだよ 片恋なんてさ…
涙 届けて 恋月夜

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