広瀬沙希
闇色の月 -lunar eclipse- – 広瀬沙希
月を食らう闇は 地球(ぼくら)の影なんだよ
お伽噺みたいに あなたが教えてくれた
惑うばかりの私は
存在を肯定された気がした
私を映した闇色の月
怒りも焦りも包み込むように
あなたが死ぬときは 私も連れてってね
温もりだけ残して 未来においてかないでね
速度上げたあなたの左側で
そっと 願った
祈りを映した闇色の月
ごらんよ 二人は今そこに在る
私を映した闇色の月
怒りも焦りも包み込むように
月を食らう闇は 地球(ぼくら)の影なんだよ
お伽噺みたいに あなたが教えてくれた
惑うばかりの私は
存在を肯定された気がした
私を映した闇色の月
怒りも焦りも包み込むように
あなたが死ぬときは 私も連れてってね
温もりだけ残して 未来においてかないでね
速度上げたあなたの左側で
そっと 願った
祈りを映した闇色の月
ごらんよ 二人は今そこに在る
私を映した闇色の月
怒りも焦りも包み込むように
お風呂場のシャンプーで 君の頭にふたつ角 作ったのにさ鏡見て笑って「ネコだ!」と言って可愛らしく「にゃん!」と鳴いた君との 時間は 限りあるけど絵本を 読んで
神様どうか許して人間(ヒト)の皮を着た僕を自分に嘘をつきたいそんなやついるわけない僕は意外と痛みに耐えられる生き物らしいだけどその度傷つき蓄積されていったんだ苦
ここに居ちゃいけない事だけは分かっているけど容易く手放せる未来や夢なんてないから明日さえ見えない日々に自分を見失っていたやりたいこと ここにあるよ息を吐いたら大
僕とあなたは似ていると思ってたんだ同じ場所から同じ空を見てたからだけど なぜ戦わないのか理解できずに遠ざけてしまった今になってやっとわかったあなたの目に映るもの
鳥籠を飛び出してもう はや幾年あなたのいない日々は穏やかに過ぎ行く然れども ふと あなたの言葉を思い出しまた傷つき 修羅が疼いて…どんなに遠く離れても恨み 憎ん