平沢進

ロタティオン(LOTUS-2) – 平沢進

黄金の月 草の露に幾万も昇り
唯一に来る夜の牢で打たれるキミの夢に咲く
瞬く間にも数千の朝よ訪れよ
パラレルに行く船団に全てのキミの日を乗せて

ランダムに行く雲のように生まれてたはずと
千年を知るキミの声が全ての月に木霊する

咲け輪廻の OH
咲けロータス OH
響け千年よ OH
響け毎秒に OH

遥かな過去 遥かな今日 明日さえもここに
黄金の日は一度に有る 忘れたキミが目覚めれば
パラレルに行く星の今を隠喩のように映す
ランダムに咲く花の野辺に 全てのキミは記されて

咲け輪廻の OH
咲けロータス OH
響け千年よ OH
響け毎秒に OH
咲け輪廻の OH
咲けロータス OH
響け千年よ OH
響け毎秒に OH

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Lotus – 平沢進

かたくなに夜は来て はるか道の上キミがまた歌う時 胸は急いでゆく変わらないものをたずね明日は生きる日とあの日から見えていたキミに咲くロータスよとめどなく夢に見る

賢者のプロペラ-2 – 平沢進

赤色の塔を削る風は吹きキミの空に塵と舞い 誰も見ぬ意匠で語り 胸打つ程の 遠くから応えよと届く群れ立つ塔は ただ時を浴びて夕日を背に淡々と 宇宙を握る風車を見た

作業(愚者の薔薇園) – 平沢進

雲を見て 深く息のコスモにはしごを架けあの庭園に雷鳴で開くゲートにオイルを注しライオンの羽を陽に干して聖堂に正しく降りる慈悲と嗚咽など滝のように届くように日の出

円積法 – 平沢進

Hi tone から Lo tone へあの階段を降りてイヤーイヤーサインアップはフィメイルかつメイルの狭間でイヤーイヤー壮絶の花嫁を見たか?街行く炎の戦車駆り

達人の山 – 平沢進

花は蒔かれた何万も キミの行く道の上無き者のように目を閉じて呼びかけた遥かから愛のような日が怪力で来る街をまたいで吹きあがる何万の電光は石くれに住む黄金の沈黙の

ニグレド(黒化) – 平沢進

広場まで 急いで行け夕闇の前にひれ伏して終わる日よインディオに見せたように鳴らせ陰りを咲く園への声陽を浴びて 向かうキミの喝采の声に消えそうな月を見る巡礼の道端

ルベド(赤化) – 平沢進

見よ赤色 果てない夕日の色合いでOH 見よ赤色 止まない花の輪唱で沈黙は荒涼の庭を守る番人のよう遠くから聞こえた難関に泣く声に花は咲いて庭に惜しみなく黄金の伝言

賢者のプロペラ-1 – 平沢進

コリア 花咲く 火の舞うようにロシア ツンドラに水をたたえメトロでキミとすれ違う朝ザンビア 激しく命照らすインディア 夕闇に黄泉を守り凛々しく帰る人波の夜見える

救済の技法 – 平沢進

たじろげ壮絶かつ 空を舞うエレジーよ溺れるカーリーの手に 千の藁がなびくよ嗚咽は高純度 灼熱の断末魔ひも解け記憶の粋 救済の手引きを繰り出せ警鐘を打ち レスキュ

Nurse Cafe – 平沢進

足どりは軽く 家々の窓を破りYeah, yeah, yeah, yeah, yeah, ナース・カフェへあの空を開き 虹の出る原理を飲みにYeah, yeah,

Siren *セイレーン* – 平沢進

怒りを込めて咲いた 夜を覆う花に寄り添う子らは抱かれて 雨をまだ凌ぐ夜よ全ての歌をさらい 仕立てよ空を裂く悲鳴に遥かに架けた橋を 渡るキミを見た希望を胸に唱えて

サイレン *Siren* – 平沢進

SIREN 時がとまるよSIREN あとわずかで夜の間に築いたあの国への道がたった たった今降りてくるSIREN キミが見えるよSIREN あとわずかでSIRE

On Line Malaysia – 平沢進

声は途絶え 逃げろよクアラルンプルへはるか上へ 隠せよキミをモスクへYah - o Yah - o声は聞こえ 急げよクアラルンプルへキミが燃える 津波も枯れる日

Holy Delay – 平沢進

Holy Delay 気付くよりまだHoly Delay しずかに届く地を裂く音が日を洗うのを見たHoly Delay しずかに届くHoly Delay 思うよ

Day Scanner – 平沢進

見よ雑踏に降る忽然と あの美麗の花飾れよキミのため 今非情の日々に立ち聞け残党の声漠然と あの空論の雨しのげよ目を閉じて この幽かな声を聴き誰にも見えず知れず舞

Mermaid Song – 平沢進

100度も夢に見る街で 人が立ち止まるよ音がして海のなお深く かすか呼ぶよキミはいつか知られてた声で泣きわずか一時の歌に住み高く飛ぶ鳥さえ聞けない 風に塔は騒ぎ

電光浴 – 2 – 平沢進

動かぬ チタンの船行けずも 女神は来た巡る日々に ふさわしくキミの声は 隠されて

Gemini – 平沢進

いそいで走る夜は 機械の花園まで心はキミに残し 命が呼び会うままさそうよGEMINI ビルの上で思い出の日々を 高く遠くかざして月夜に歌をうたう 光に映える娘心

電光浴 – 1 – 平沢進

通りでは ネオンの灯に聖なれと バスは走る巡る日々に ふさわしくキミの声は 隠されて

Siam Lights – 平沢進

夢の向きから吹くという燃える色の風が来てにわかには思い出せぬままいつからキミはここで眠る?空の見えない窓を開け星の揺れに聞く音はいますぐに届くはずなのに遥かなキ

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