己龍

鉢特摩ヨリ – 己龍

輪廻に巣喰う 稟性
わろきにて嗤ふ
虚を描き 私怨を追って
また狂い人 あー。

愉悦へ流るる 言の蜚語
虚仮にして嗤ふ
二つの舌に踊る顔に 素知らぬ顔

朔より天意そぐいし者が
三瀬に浮かび渡る

戯言に舞う群 戴冠過ぎし 紅き蓮を召しませふ
これぞ天来の終 招きの焔
井蛙に生しひとを害う者 禍福は…と問う
後の祭 それでも人として あらぬ

揺れし惑れし 蜜に酔い
禍なきと嗤ふ
呻く声が近づい‥「ほら、つかまえた」

朔より天意そぐいし者が
三瀬に浮かび渡る

寂滅に帰す群 背に腹かえり 青蓮を過ぎていく
四肢に花びらひらひら 紅きは蓮華
阿漕に痴れ知らず死して知る 自の弱きよ
紅の一天 落日に煌煌 清ら

ああ 深く 悼みあって
その先 蓮が咲く

千代に ゆくへなくとも知れず 螺旋を描く
やをら面皮剥がされ 四肢に蓮
忌々しき末路
阿漕に痴れ知らず死して知る 自の弱きよ
紅の一天 落日に煌煌 清ら

朔より幾年、俗世に遺憾。
曇り空は止まぬと朔風吹かす。
七つに降り立つ愚は骨頂、今日もまた蓮が降つ事はない。
我は思う…「___。」

人気の新着歌詞

悦ト鬱 – 己龍

あれから幾日が経つのでしょう…心はもうその形を留める事など出来ないのですからからから…と回る赤い風の音が唯一私を現に縛る手枷あれから幾日も経たぬ間に「絶ヲ望ム」

叫声 – 己龍

止まったまま脆く儚く壊れてしまうことを拒めずにいた僕は僕を守るために僕を捨てようとしていた立ち止まり…そして振り返り…迷いに絡め取られ…また、立ち止まる…数多の

天照 – 己龍

零れて落ちた偽り それはそれは小さな音語れば脆く崩る 耄碌した優しい歌喜劇の様な悲劇を舞い踊れば拍手喝采涙が頬を伝わぬ様に見上げてみれば天は今もアノ日のままで 

恋心-再構築- – 己龍

満たされぬ想が僕を唆す 己が幸は何を意味するのか、と…満たされぬ想が僕の手を引いた 己が幸に何を迷う堂々巡りの中で行ったり来たり ふらふら腐爛寄せて返し淀み腐る

千鶴 – 己龍

咲いた咲いた 夢が咲いた極彩色の羽根を拡げては咲いた咲いた 夢が咲いた彼方へ…「さようなら」裂いた裂いた 夢が裂いた雁字搦め 一縷の望み裂いた裂いた 夢が裂いた

日出ズル國 – 己龍

言の葉 目隠し 空白の声 音は無い心の臓 目隠し 漆黒の声 光は無い泪に溺れた千代に八千代に 音は無い泪が枯れても千代に八千代に 光は無い骨の悲鳴を喰らい飲み込

泡沫 – 己龍

慾を覗くは無垢なる虚 妖し影ろふ白絹の袖月影の煩悩に成り合わぬ華々は開き絡み合ふは胡蝶の舞 刹那の海に遊び戯れの冥闇は重なりて 此処まで御出で乱れひらひら 下弦

九尾 – 己龍

飢えを忍び肥えた愛に舌舐めずり 一つ二つ巡る刻を指折り数え幼い姿 孕む色欲 蜜に塗れ 雲の隙間、月が見せたその虚は九つに裂けた嘘の影飢えを晒し現抜かす月を喰らい

盲 – 己龍

極彩に眩む光瞼を縫い付ける羅列の綴りを綴り這いずり廻る舌 蠢いた軋む頭蓋が犇めく琥珀に嘔吐き戻し臥した肌は灰に埋もれ針の音の跫が呻き斑に蝕む黒点が 佳景を侵食し

心中歌 – 己龍

さぁ逝きましょう 手と手を合わせて暇乞い徒然にさえ思い耽るのは在りし日と…死を見つめ頬を伝うのは外連の未練日捲りのくだん 啼くは鬱浮の宵 声に耳を研ぎ澄ませば…

阿吽 – 己龍

箱庭 虚無の随に 偽りそれもまた真吊るされた髑髏の様に何も語らぬ傀儡の窟何かを求める事で何かをかなぐり捨てて何かを得た筈の掌の中 そこに何を求めたか…さあ始めま

アマテラス – 己龍

口をついた偽り一つ その小さな音は語れば脆く 崩れる耄碌 故に優しい調べ追えど然れど届かぬコノ手 払えぬ枷は嘘欺くが故 嘲り歌舞く 真は闇へと消ゆ喜劇の様な悲劇

彩 – 己龍

枯れ木に花を咲かせ 艶の十五夜を彩る飄に舞踊る 現忘れ塵芥幼子口遊んだ「あそびましょ」大きな鳥居の下 また待惚け手を叩けど空の谺 名を呼べども凪のふわり戯れるは

百鬼夜行 – 己龍

化けの皮を編み継ぎ接ぎ繕う 偽りの笑み 右習え右ちょん切られてのたうち回る 本音を語る舌は蜥蜴の尾手枷足枷 緊縛の命 ちらりほらりと揺れる灯宵に漂うは闇の藻屑 

Back to top button