島津悦子

花のお江戸の艶次郎 – 島津悦子

丙(ひのえ)生まれの おきゃんなあの娘
恋わずらいとは 知らなんだ
元禄(げんろく)歌舞伎の 台詞じゃないが
わちきに惚れて おりんすね
桜爛漫 夢吹雪
花のお江戸の 艶次郎(つやじろう)

下谷(したや)紅葉か 愛宕(あたご)の月か
それとも隅田川(すみだ)の 雪見舟
嘘から飛びでた 誠と云うが
潤(うる)んだ眸(ひとみ) 濡れまつげ
年貢納めか べらんめぇ
花のお江戸の 艶次郎

上野・不忍池(しのばず) 相合(あいあい)蛇の目
今宵は濡れたい しっぽりと
一番烏(がらす)の 鳴く夜明けまで
お主を抱いて 離しゃせぬ
恋は天晴(あっぱ)れ 木遣(きや)り節
花のお江戸の 艶次郎

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鹿児島の恋 – 島津悦子

子どもの頃から 心に決めた未来はあなたの お嫁さん恋する気持ちが 伝わりきれず薩摩おごじょは 薩摩おごじょは胸に火を抱く 桜島焦らにゃよかが そのうちなびくふと

時雨海峡 – 島津悦子

海のとばりに とじこめられて月も岬も 闇の中あなたを乗せた 捲網船(まきあみせん)の灯りが一つ 波間に一つ点(つ)いては消えて また点(つ)いて恋を占う ああ 

よりそい酒 – 島津悦子

愚痴さえ言わずに 凍(こご)えた夢を抱えるあなたの 側(そば)にいて浮世氷雨(うきよひさめ)が 切ない夜は優しい追い風 さらりと送るなんとかなるネ なんとかなる

永遠の花 – 島津悦子

憂(う)き世の長雨 無情に耐えて絆で咲かせる 花がある変わらぬ心を つくしたい変わらぬ愛を 祈りますあなたに出会って 命をつなぎ月日を重ねる 永遠(とわ)の花気

相愛橋 – 島津悦子

花の灯りが こぼれてゆれて夢をいろどる 恋の川相愛橋は あなたとわたしつなぐ手と手を 袂(たもと)でかくしひと目しのんで 渡る橋指の先まで はじけて燃えて胸がい

みだれ髪 – 島津悦子

髪のみだれに 手をやれば赤い蹴出(けだ)しが 風に舞う憎や 恋しや 塩屋(しおや)の岬投げて届かぬ 想いの糸が胸にからんで 涙をしぼるすてたお方の しあわせを祈

酒場ひとり – 島津悦子

叶(かな)う夢やら 叶わぬ夢か夢を追うのも 恋のため別れても 未練(みれん)があるから 忘れない酒よなんにも 聞かないでいろいろあって いま 独(ひと)りあゝ 

お吉物語 – 島津悦子

泣いて昔が 返るならなんで愚痴(ぐち)など 言うものか花のいのちは 一度だけよしておくれよ 気休めは(セリフ)「なにもかもおしまいなんだ。でもさ、わたしにゃわか

明治一代女 – 島津悦子

浮いた浮いたと 浜町河岸(はまちょうがし)に浮かれ柳の はずかしや人目しのんで 小舟を出せばすねた夜風が 邪魔をする怨(うら)みますまい この世の事は仕掛け花火

まつの木小唄 – 島津悦子

松の木ばかりが まつじゃない時計を見ながら ただひとり今か今かと 気をもんであなた待つのも まつのうち好き好き好きよ みんな好きあなたのすること みんな好き好き

父娘坂 – 島津悦子

(父)「花嫁人形のようにきれいだぁ……」「今日、お父さんの手から離れていくんだね」(娘)「お父さん、本当に長い間お世話になりました」(父)「だめだなぁ、泣かない

ちょうちんの花 – 島津悦子

ちょうちん一つ 椅子五つ他人の肩も 気にならぬどちらの誰と 知らぬのに人生ばなし して帰るうなずき上手 のせ上手お酒の酌の あいの手にだけどどこかで 貰い泣きポ

螢 – 島津悦子

はぐれ蛍が よりそってしあわせ手さぐり 夢さぐりきれいごとでは 愛しきれないこの人と この人と命かさねて生きるふたりの 濁り川抱いてください おもいっきり明日(

友禅流し – 島津悦子

雪はまだ 河原に白く指を切る 水のつめたさ加賀の金沢 浅野(ふた)・犀(つ)の流れ明日(あす)をさがして さまよう恋にいのち華やぐ 夢染めて春を呼ぶ 春を呼ぶ 

長崎の夜はむらさき – 島津悦子

雨にしめった 賛美歌(さんびか)のうたが流れる 浦上川(うらかみがわ)よ忘れたいのに 忘れたいのにおもいださせる ことばかりああ 長崎 長崎の 夜はむらさき誰か

流恋草 – 島津悦子

流す涙は乾いても淋(さみ)しい心はかくせない星も見えない この街であなたしかない私あゝお酒くださいあゝ寒い胸に涙が凍る心が燃える あなたが欲しいひとりが辛いこん

酔いどれて – 島津悦子

ひとり口紅 拭(ふ)きとりながら鏡のわたしに 声かける上手に生きたね 昨日も今日も褒(ほ)めてみたって むしょうに淋(さび)しい泣かせてよ 泣かせてよ氷雨が窓う

波止場しぐれ – 島津悦子

波止場しぐれが 降る夜は雨のむこうに 故郷(こきょう)が見えるここは瀬戸内 土庄(とのしょう)港一夜泊(いちやどま)りの かさね着がいつかなじんだ ネオン町肩に

うたかたの恋 – 島津悦子

蛇(じゃ)の目の傘で 人目をさけるふたりの肩を 濡らす雨辛い別れに なろうとも泣きはしません うたかたの恋とあなたを…諦(あきら)めましょう着物がとても よく似

酔芙蓉 – 島津悦子

苦しまないでね 私のことで男が曇れば あとを引くいいの 最後の 逢瀬でも酔えるひと刻 その刻だけをせめて私に 下されば花はひと咲き 酔芙蓉男の好みに 女は合わす

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