島あきの

海峡わかれ宿 – 島あきの

汽笛鳴るたび この身に沁みて
胸が痛いの 辛いから
ひとり残して 離れる船を
そっと見送り やるせない
あなた さよなら
北の海峡 わかれ宿

窓の向こうに 鴎(かもめ)の声が
啼いているのか 哀しげに
未練ごころで 後追うよりも
尽くし足りなさ 悔やみます
あなた さよなら
北の海峡 わかれ宿

何で迷うの 諦(あきら)めながら
涙隠して 見上げれば
秋の夜空に 流れる星が
波の彼方に 消えてゆく
あなた さよなら
北の海峡 わかれ宿

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今は小さな つぼみでもいつか大きな 花になる雪も無いのに この街は心シンシン 寒いけど泣かないよ…花咲き帰れる その日まで電話してくる 母さんはいつも優しい 笑

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岬に花が 咲く頃に迎えに来ると 言った人この冬越せば また逢える言ったことばは 嘘ですか涙がホロリ 涙がホロリ夕陽に染まる ハマナス海峡うす紅色の 花を見てあの

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