島あきの

  • トルコ桔梗 – 島あきの

    あなたが別れ 告げた日にトルコ桔梗が 枯れました花にも心が あるのなら女の哀しみ 分るから私の代りにきっと生命を 閉じたのでしょう 青むらさきも 寂しげなトルコ桔梗の 花の色あなたと暮して いた頃は時にはお水を 忘れても枯れずにだまって愛を見つめて いた花なのに ひとりの夜は 長いからトルコ桔梗を 買いました無口な女に なったけど話し相手が 欲しいからあなたの想い出ぽつりぽつりと 話しています 人…

  • 長崎セレナーデ – 島あきの

    闇を溶かして 流れる川に誰が浮かべた 夢なのか白い灯りに 揺れてゆくサンタマリアの 雪洞(ぼんぼり)よああ 長崎 坂町(さかまち) 吐息町(といきまち) 蔦(つた)のからんだ オランダ坂は雨と落ち葉と 石畳逢えるはずない あの人が待っていそうな 異人館(いじんかん)ああ 長崎 情町(じょうまち) 霧笛町(むてきまち) 秋というのに 春雨通(はるさめどお)り恋の雨降る 思案橋忘れられない 想い出が糸…

  • 海峡わかれ宿 – 島あきの

    汽笛鳴るたび この身に沁みて胸が痛いの 辛いからひとり残して 離れる船をそっと見送り やるせないあなた さよなら北の海峡 わかれ宿 窓の向こうに 鴎(かもめ)の声が啼いているのか 哀しげに未練ごころで 後追うよりも尽くし足りなさ 悔やみますあなた さよなら北の海峡 わかれ宿 何で迷うの 諦(あきら)めながら涙隠して 見上げれば秋の夜空に 流れる星が波の彼方に 消えてゆくあなた さよなら北の海峡 わ…

  • 倖せ かくれんぼ – 島あきの

    本気の恋です 愛してるどちらが最初に 惚れたって苦いお酒を ふたりで割って愛を語って 肩寄せ合って惚れて惚れられ かくれんぼ倖せ しあわせ… この指とまれ 涙と笑顔が すれ違い私の気持ちを 弄(もてあそ)ぶ寒い夜空に 星降る時はずっとあなたと 一緒にいたい惚れて惚れられ かくれんぼ倖せ しあわせ… この指とまれ 瞼を閉じれば 見えてくるあなたの心の 優しさが他人(ひと)に騙され 傷つくけれど嘘がつ…

  • 霧港 – 島あきの

    追えば昔に 戻れるならばこんな悲しい 思いはしない馬鹿よ 馬鹿だね この私なんで今更 愚痴(ぐち)なんて夜風が身に沁(し)む 霧港(きりみなと) 今日も昨日も 波止場に立てば心細いと 海鳥たちが駄目よ 駄目よと 叱る声未練荷物が 重すぎる岬がくれに 陽が暮れる 迷い心は 夜明けの海に捨ててしまえと ドラの音(ね)だけが我慢 我慢さ 辛いけど夢は明日に 繋(つな)げたい望み捨てずに 霧港 人気の新着…

  • ハマナス海峡 – 島あきの

    岬に花が 咲く頃に迎えに来ると 言った人この冬越せば また逢える言ったことばは 嘘ですか涙がホロリ 涙がホロリ夕陽に染まる ハマナス海峡 うす紅色の 花を見てあのころ今も 思い出す近くて遠い 海むこう風がこの胸 凍(こご)えさす影さえ震(ふる)え 影さえ震え沖は海鳥 ハマナス海峡 夢でもいいの 逢えるなら愛しさばかりが あふれますあなたがくれた 温もりは忘れませんと 伝えたい淋(さみ)しさこらえ …

  • こころの故郷 – 島あきの

    今は小さな つぼみでもいつか大きな 花になる雪も無いのに この街は心シンシン 寒いけど泣かないよ…花咲き帰れる その日まで 電話してくる 母さんはいつも優しい 笑い声今も自分の 身体より遠い私を 気づかってありがとう…心配ばかりを かけるけど 一人暮らしは 淋しいねだけど頑張り 負けません広い都会の 真ん中でお国訛りが 懐かしい待っててね…忘れちゃいないよ 故郷(ふるさと)は 人気の新着歌詞 津軽…

  • 津軽海峡 – 島あきの

    空より青い 海峡だからこらえた涙が こぼれます遥かに見える その先は波 また 波の 北の町そこにあなたは いるのでしょうか風も鳴いてる 津軽海峡 忘れることが できないなんてどうして消したら いいですかあなたを探し 訪ねればヒュル ヒュル ヒュルと 風の声二度と逢う日は ないのでしょうかこころ乱れる 津軽海峡 海鳥一羽 潮路に揺れて見えて隠れて どこへ行く佇む港 影ひとつチラ チラ チラと 雪が舞…

Back to top button