岸田敏志

なぐさめ – 岸田敏志

あんたなんかにわかりはしない
わかって欲しくない
そんな女のひとりごと
流す 今日の雨
何の為に生きるのでしょう
うらみの日々を
あたしも女のはしくれと強がってみたり
恋は心なんて言うけれど
しょせんきれいごとね
愛して 愛しぬいてみたけれど
やはりだめだった
だってあたしはきれいじゃないもの
わかっています
外は長雨 泣いちゃだめ なぐさめの雨

あんたがほめたたったひとつの
じまんの黒髪を
切ったら気づいてくれますか
しかってくれますか
恋は心なんて言うけど
しょせんきれいごとね
つくして つくしぬいてみたいけれど
やはりだめだった
あんたなしでもあたしは生きる
生きてみせます
外は長雨 泣いちゃだめ なぐさめの雨
外は長雨 泣いちゃだめ なぐさめの雨

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ボルドー・ルージュ – 岸田敏志

雨の夜に 似合うワインを選んでくれないか 淋しい男に忘れかけて そしてまた思い出す胸にくすぶる 愛の残り火幸せならば それでいいさ俺のちっちゃな愛じゃ 哀しいね

重いつばさ – 岸田敏志

いらない もういらないことばだけの やさしさは悲しみにぬれて つばさは重い重いけれどおとなしい 羊の群れから飛び出したいのだうつむいた 仲間と別れて 走りたいの

21のキャンドルライト – 岸田敏志

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ガール – 岸田敏志

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あんたの純情 – 岸田敏志

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黄昏 – 岸田敏志

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比叡おろし – 岸田敏志

京都の町が 淋しくなる人も疎らな 比叡おろしの頃いつもは恋の街 木屋町もあなたと歩いた鴨川もいまはひっそり 風の中山菜茶屋を通りぬけ女ひとりで比叡おろしの頃路ゆ

酔待草 – 岸田敏志

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部屋 – 岸田敏志

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