宿のゆかたで 瀬音を聞けば心淋しい 松川堤燃えた一夜の 残り火がああ 胸を焦がして 胸を焦がして霧が乱れる 哀愁の宿恋のかけらが 夜空の星に散って瞬く 汐吹岬暗い波間に 漁火ひとつああ 呼んでいるよな 呼んでいるよな声が哀しい 波しぶき添えぬ縁と あきらめたけど何故か未練が たちきれなくて辿る面影 城ヶ崎ああ 忘れられない 忘れられない情 湯の街 哀愁の宿