岩崎宏美

センチメンタル・ブルー – 岩崎宏美

アー 窓硝子の向うはベイ・シティー ブルーの夕闇
アー もう海から吹くあの風も 顔なじみになりそうさ……
アー 今どうしているあなたは 霧がふる都会(まち)
列車のあと追ってきたあの日が 懐しくて……
アー アー
かもめが啼くレストランに とびこんでひとり
にがい別れ またグラスにうかべれば なみだが
Baby I’m Gettin’ Over Sentimental
ふたりはにどと逢えないのに

アー 今忘れてみたあなたが 胸にもつれて
のどもと灼くブランディー 心を素通りする
アー アー
かもめが啼くレストランの ひとだかり見れば
にがい別れしたいたみが ありそうさ 誰にも
Baby I’m Gettin’ Over Sentimental
ふたりはにどと逢えないのに

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ただ・愛のためにだけ – 岩崎宏美

涙なしでは語れぬ日々もあなたの名を呟けば 救われる気がしたああ大事なことに気づくまでにみんな私たちは遠回りだけどただ・愛のためにだけ 涙はこぼれてもただ・愛のた

冬景色 – 岩崎宏美

さ霧消ゆる湊江(みなとえ)の舟に白し 朝の霜ただ水鳥の声はしていまだ覚めず 岸の家烏啼きて木に高く人は畑に麦を踏むげに小春日ののどけしやかえり咲の花も見ゆ嵐吹き

雪の降る町を – 岩崎宏美

雪の降るまちを雪の降るまちを想い出だけが 通りすぎて行く雪の降るまちを遠いくにから 落ちてくるこの想い出をこの想い出をいつの日か包まんあたたかき幸せのほほえみ雪

南南西の風の中で – 岩崎宏美

秋の気配(けはい)もなく 渚はきらめいてこの胸に満ちあふれた しあわせ示すようあなたはまだベットで 怠(なま)けてるでしょうつめたいジュース とどけさせる早く起

いちご讃歌 – 岩崎宏美

胸につけた 赤いいちごのしみは何かとても しあわせな日のメダルみたいそう やさしさのしるしね青春の日ざかりの中で愛し合う二人が ほほえめば夏がかけ足で 肌をやき

ザ・マン – 岩崎宏美

急に私の心に穴がぽっかりあいたわ彼は私の何なの愛を感じたこともなかったそれじゃここらであばよといおうか一度くらいはキスでもしようか冗談(じょうだん)さ べそをか

折れた口紅 – 岩崎宏美

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Wishes – 岩崎宏美

Wishes……翼よ どうかWishes……あなたに とどけWishes……私は愛をWishes……あなたに伝えたいのよ私のこころは 今Wishes……あふれそ

そばに置いて – 岩崎宏美

あなたの心の かた隅でもいいのそばに置いて 邪魔は決してしないわ優しい言葉を かけてくれなくても見つめるだけならば いいでしょう愛の深さが 測れるものならば息を

WAITING – 岩崎宏美

ここはいつも 黄昏あなたが 去ってから晴れやかな 朝の陽ざしも私には 夕やみと同じあなたの着慣れた 白いシャツ袖をまくって 着るの肩のあたり 残る匂い気づかぬ 

月見草 – 岩崎宏美

月見草の丘で ふたりだけの式をあげそっとかわす くちづけこんなにしあわせふたりどんな時もふたりたすけ合って生きて行くと肩抱きしめながら今 誓い合うふたり月見草の

もういちど… – 岩崎宏美

あなたが立ってたの落ちついたスーツを着て4年目のめぐり逢い清潔なシャツに 男が香ってる口づけだけで 別れたあの頃“ぼくのほうが 子供だったね”笑った瞳に 思いが

私たち – 岩崎宏美

名も知らぬ 花が咲いていますあなたを待つ日は なぜかうすぐもりね下向けば 涙こぼれそうなそんな気持で ひとり立っています両手をひろげて 足りないくらいあなたをい

学生街の四季 – 岩崎宏美

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生きがい – 岩崎宏美

ドアが開くたびに グラスかかえたまま人を振り向く癖 恋をした日のなごり知らん顔しながら あなた こともなげに世間話ばかり してくれるのああ 無理に忘れた恋などあ

サルビアの花 – 岩崎宏美

いつもいつも思ってた サルビアの花をあなたの部屋の中に 投げ入れたくてそして 君のベッドにサルビアの紅い花 しきつめて僕は君を死ぬまで 抱きしめていようとなのに

ひととき – 岩崎宏美

意識しないほど あなたとひとつ口にしないほど 本当のこと降り注ぐようなシアワセはこのまま重ねる ひとときこれからも きっと息をするより当然なこと言葉になど でき

Now And Then – 岩崎宏美

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天気雨 – 岩崎宏美

泣かないで あしたは晴れるよもう泣かないで 涙を拭いてそう言ったあと あなたは笑っていつも 空を 指差してみせた天気雨のなかを ひとり走ってく濡れた服のままであ

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