岡晴夫

啼くな小鳩よ – 岡晴夫

啼くな小鳩よ 心の妻よ
なまじ啼かれりゃ 未練がからむ
たとえ別りょと 互いの胸に
抱いていようよ 面影を

旅ははるばる 果てないとても
呼べば届くよ 夜ごとの夢に
思い出したら 祈ろじゃないか
つきぬ縁(えにし)を 身の幸(さち)を

さらば小鳩よ 心の妻よ
瞳曇るな また逢う日まで
帽子ふりふり 後(あと)ふり向けば
暁(あけ)の野風が ただ寒い

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男一匹の唄 – 岡晴夫

赤い夕陽は 砂漠の果てに旅を行く身は 駱駝(らくだ)の背中(せな)に男一匹 未練心はさらさらないがなぜか淋しい 日暮れの道よ昨日ラマ塔の 花咲く影でチラと見た娘

途中下車 – 岡晴夫

更けて淋しい 夜汽車の窓を雨よ叩くか 切ない胸に何で忘れよ何で忘れよ あの日の夢を君はやさしの 湯の町つばきままよ今宵は 港の町に途中下車して 人目をしのび語り

幸福はあの空から – 岡晴夫

黄昏の並木路ひとり見てましょう淋しさに 恋しさにひとり窓辺で見てましょうやがてつく 街の灯が暗い心を 照らして 照らして来る来る 来る来る来る 来るよ幸福(しあ

港のエトランゼ – 岡晴夫

流れ流れて たどりつく知らぬ港は 青い霧もっとお寄りよ 淋しじゃないかどうせ故郷にゃ 帰れぬ二人俺もお前も エトランゼ抱いたギターを 爪弾けばすすり泣きする い

二人のパラダイス – 岡晴夫

プラチナの 陽をうけて高鳴る胸よ はずむ若さよ足取りも 軽やかに丘を越えて行こう 行きましょうあゝ 君の空 僕の空晴れて嬉しい 二人のパラダイスあこがれに バラ

船は港にいつ帰る – 岡晴夫

風の便りも 二月三月絶えて聞かねば 尚恋し想い出すほど 逢いたさ見たさ船は港に いつ帰る啼くは千鳥か 夜更けの頃は夢も涙に 濡れて散る独り明かせば 瀬音もかなし

男のエレジー – 岡晴夫

街の灯影に 背中を向けて一人ふかした 煙草のにがさ渡る世間を せばめてすねて生きる男の 身のつらさこんなやくざに 誰がした義理と人情の 渡世に生きて酒と喧嘩に 

あんこ可愛いや – 岡晴夫

赤く咲いても 椿の花はほろり落ちそで 落ちぬとさあんこ可愛いや 紅椿どこのどなたにどこのどなたに 落ちる気か島の御神火 燃えたつ夜は胸に思いを こがすとさあんこ

涙の小花 – 岡晴夫

雨の降る夜の 紅花黄花何を嘆くか 肩よせて儚い恋に 身をやつす女かなしや 涙の小花むりに笑えば なおなお辛い別れ小径の 曲り角諦めながら 泣きながら女かなしや 

東京の空青い空 – 岡晴夫

鳩が飛び立つ 可愛い可愛い鳩が東京の空 青い空喜びの 鐘が鳴る若い口笛 吹きながら柳さらさら 銀座の街を君と歩けば 明るい心風がそよ吹く 緑の緑の風が東京の空 

港ヨコハマ花売娘 – 岡晴夫

赤いテールが にじんでとけて消えてバンドへ ゆく石だたみ海のかおりを 夜風が運ぶ花を召しませ 召しませ花をいとしあの娘はああ 港ヨコハマ 花売娘今宵一夜を なご

男の涙 – 岡晴夫

夜の裏町 流して更けて男泣かねど 散る涙せめて唄おかあゝ せめて唄おか 切ない胸を柳落葉の あの角で旅の楽屋は 只さえ淋し抱いたギターよ 何を泣く云えぬ思いをあ

東京シャンソン – 岡晴夫

あの娘(こ)スターか ニュー・フェイスか初恋の 淡き夢 面影の浮びくる 柳影月も泣く 若き日よあゝ ロマンスの 花咲く都東京あの夜別れた ネオンまたたく胸に散る

港に赤い灯がともる – 岡晴夫

暗い空だよ きらりと光る切れたテープか 鴎の鳥かあゝ 港に赤い灯がともりゃ残る未練の すすり泣き今日の出船は 東か西かドラがしみこむ 俺らの胸にあゝ 港に赤い灯

花の広東航路 – 岡晴夫

南国の 青い空赤い夕陽の 珠江(シュコウ)の流れ進む汽船の デッキの上で語るクーニャン まりほの匂いドラも鳴ります 花の広東航路花塔(ホワトウ)も たそがれて霞

パラオ恋しや – 岡晴夫

海で生活(くら)すなら パラオ島におじゃれ北はマリアナ 南はポナペ島の夜風に 椰子の葉揺れて若いダイバーの 船唄もれる島へ来たなら ダイバー船へお乗り男冥利に 

南京の花売娘 – 岡晴夫

みどりの光よ たそがれよ呼べば来る 花篭さげて純な瞳よ 南京娘花はいかが 嬉しい花 楽しい花ゆれてほのかに涙ぐむよな 花のいのちよ流れの画舫(がぼう)よ 夕月よ

国境の春 – 岡晴夫

遠い故郷は はや春なれどここはソ満の 国境(くにざかい)春と云うても 名のみの春よ今日も吹雪に 日が暮れて流れ果なき アムールよペチカ燃やして ウォッカ汲(く)

憧れのハワイ航路 – 岡晴夫

晴れた空 そよぐ風港出船の ドラの音愉(たの)し別れテープを 笑顔で切れば希望(のぞみ)はてない 遥かな潮路あゝ 憧れの ハワイ航路波の背を バラ色に染めて真赤

南の島に雪が降る – 岡晴夫

南海の果て マノクワリ孤塁を守る 我が部隊故国へ繋ぐ 一筋の思いをこめし 演劇班あゝ 南の島に 雪が降る南の島に 雪が降る病に細る 首もたげ食い入る如く 見る瞳

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