Yo soy Yo – 山野ミナ

静かな秋の午前五時に産声を上げたその日からあなたのあたたかい胸の中であなたの鼓動を　感じていた雨に打たれても　風に吹かれてもあなたは身を挺して支え続けてくれたか

目を覚ますと　君からの電話嬉しくて　飛び起きた　休みの日の午後なのに恋の相談なんてさボクだって忙しいんだからと　精一杯　ごまかして切ったなんて悪い目覚めなんだろ

なんだか今日は妙な気分だな　やけに言葉が　突き刺さる冥王星から　まっさかさまに　落ちてきた　ツララのようだ奇妙な模様のついた猫が私の前　横切ってゆく追いかけても

誰かの1番になりたくて泣いていた夜もあった誰かに愛されたくてさまよった日々もあった誰かさんの2番でいることはそのうち1番になれるとそんな浅はかな期待と秘かに待ち

満月が僕の姿を　公園の円卓の大理石に　くっきり写し出し僕は月と僕等の　三つの関係のなぞかけことばを考えて立っていた愛してるよ　君だけを愛してるよ　君だけを君は僕

あなたは今何をしてる？私には見えないけどもしも同じ空を見ていたらあなたは今誰と過ごしているかわからないけどもしも同じ溜息ついていたら私の溜息のせて風が運ぶから混

愛しい人　元気で過ごせていますか？出会った頃の季節が巡ってきた君が今日も健やかに笑っていられるようにとただ、それだけを僕は祈っている君が傷ついた羽を休めたい時に

ソフィア　森の泉へ　水辺で　愛を語ろう真っ白な君に似合う　優しい花を摘もうソフィア　青の泉の　光に包まれた透明な水の中　ずっと浮かんでいよう過去にしばられて　進

カルティエの針が8時をまわったところでオードブルを始めてちょうだいシャンパーニュはピンクでパールのように艶めかしい意味深なキャビア愛の数だけ唇へMonsieur

La Rosa　静かな瞳は　今宵　僕をつつむいつか見た夢のように　どこかにゆれて移りゆく時の波に　心ひかれてゆく沈む想いの中に　La Rosa　ゆれてる夢はまる

すべてわかった　雨があがって愛や恋を　歌うよりも鳥の声や　波の音を聞いてるのがいい海辺の　この家で聞こえるもの　それがすべてで君に　天気予報を伝えることそれがす