山野ミナ

  • 海辺の荘 – 山野ミナ

    すべてわかった 雨があがって愛や恋を 歌うよりも鳥の声や 波の音を聞いてるのがいい 海辺の この家で聞こえるもの それがすべてで君に 天気予報を伝えることそれがすべてで しあわせが来る ボートに乗って誰もいない 浜辺にしあわせが着く 天国からわずかな荷を おろす すべてわかった 夏が終わって歳とるのがいい 海辺のこの家で愛すること それがすべてで君と 波の高さ見つめる事 それがすべてで しあわせが…

  • LA ROSA – 山野ミナ

    La Rosa 静かな瞳は 今宵 僕をつつむいつか見た夢のように どこかにゆれて 移りゆく時の波に 心ひかれてゆく沈む想いの中に La Rosa ゆれてる 夢はまるでLa Rosa, Usted me la da時はさまよう la niebla唄は心にいつも流れてる今にも ここから 想いは飛び立ち去り行く夢よ お前は La Rosa, adios La Rosa 静かなほほえみ 今日も 僕をつつみ…

  • Parfum – 山野ミナ

    カルティエの針が8時をまわったところでオードブルを始めてちょうだいシャンパーニュはピンクで パールのように艶めかしい意味深なキャビア愛の数だけ唇へMonsieur,s’il vous plait 赤のボルドーで酔わせてヴィンテージは何年(いくつ)?2003かまわない注いで下さい トリュフの罪深い香りがお口に広がりぶどう酒を流しこんだらVoila la petite mort どんな五つ…

  • Sophia – 山野ミナ

    ソフィア 森の泉へ 水辺で 愛を語ろう真っ白な君に似合う 優しい花を摘もう ソフィア 青の泉の 光に包まれた透明な水の中 ずっと浮かんでいよう 過去にしばられて 進めないならボクがゆっくり解いてあげるさぁ ふみだそう 手をつないで 自分を見失い 閉ざしているなら心の扉 開いてあげる 新しい自分を見つけよう 君の香りも その横顔もボクは目に焼きつけているんだ夢ならばもう さめなくていい現実なら 夢で…

  • 約束 – 山野ミナ

    愛しい人 元気で過ごせていますか?出会った頃の季節が巡ってきた 君が今日も健やかに笑っていられるようにとただ、それだけを僕は祈っている 君が傷ついた羽を休めたい時には君がもしも枯れてしまいそうになったら ずっとそばにいるよ 1人じゃないから僕は風になって 君を運ぶだろう僕は水になって 君を咲かせるよ 大切なこと 信じさせてくれた人もう一度だけ その手に触れられたら 君の澄んだ瞳から 涙がこぼれない…

  • 遠くで暮らすあなたへ – 山野ミナ

    あなたは今何をしてる?私には見えないけどもしも同じ空を見ていたら あなたは今誰と過ごしているかわからないけどもしも同じ溜息ついていたら 私の溜息のせて風が運ぶから混じり合って雲になり雨が降るでしょう やがて虹が出たら渡って会いに行けるかな 見たことも 聞いたこともない花が咲く土地で暮らしているあなたに届くように北の空 見上げては祈る忘れないでいてあなたを想う私がここにいること 海に溶けてゆく夕日を…

  • ピンク・シャドウ – 山野ミナ

    満月が僕の姿を 公園の円卓の大理石に くっきり写し出し僕は月と僕等の 三つの関係のなぞかけことばを考えて立っていた 愛してるよ 君だけを愛してるよ 君だけを 君は僕の作った歌を口ずさんでピンクのチョークを上手に踊らせて何十本もすりへらし 汗もふかずに僕の僕の影をぬりつぶした愛してるよ 君だけを愛してるよ 君だけを あの夜 二人ともみょうに静かだった僕のピンクの影の上を二人裸足で一言もしゃべらず 顔…

  • La Seconde Femme~二番目の女~ – 山野ミナ

    誰かの1番になりたくて泣いていた夜もあった誰かに愛されたくてさまよった日々もあった 誰かさんの2番でいることはそのうち1番になれるとそんな浅はかな期待と秘かに待ち焦がれていた あれから どれほどの季節が通り過ぎていった?私は 吹かれて長き冬のまま 結局 会う度に満たされてさみしさに フタをして生きる身を引くことを知らないまま月日だけが刻まれていく あの人は忙しいからと思い込むのが上手になるあの人は…

  • Yo soy Yo – 山野ミナ

    Yo soy YoNo soy tuyaNunca volvere a tu ladoVivo yo mi vida nuevaSiempre yo sigo mi camino 心の奥小さな夢がんーそれが?それだけそばにいたいな Yo veo la luz en la distanciaTu estas parado cerca de la luzVoy caminando a tiSueno …

  • 青空と狂気 – 山野ミナ

    なんだか今日は妙な気分だな やけに言葉が 突き刺さる冥王星から まっさかさまに 落ちてきた ツララのようだ 奇妙な模様のついた猫が私の前 横切ってゆく追いかけても 追いかけても追いつかない 私はノロマ 液体の海の中 身動きが 取りづらい燃える氷 道しるべ 行き止まり 通れない サディスティックなあなたの 熱情に溶かされたいこのおかしな衝動よ 宇宙へと舞い上がりたまえ 結局のところ あの人とは 斥力…

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