山本精一

まっすぐにみちをはずすわたしには – 山本精一

あいまいな心のみなもとは
あやしげなよわいきもちの せいなのか?
電車でとなりあわせた 子供のはなしごえ
ハッと気づいて 驚いて耳をすませてみたら
こんなに こんなに
かんたんなことなんだ!?
空を見て 歩きまわるわたしには
石ころにつまずいても分らない
今日もどこかの酒場で
だれかと騒いでる

ハッと気づいた 今ならぜんぶ分る気がした
それから走った やっぱり自分のせいだ

まっすぐにみちをはずすわたしには
まっすぐなひとのことが分らない
曲りくねった足跡 たどるひとたちと

ああ よく見たら 何だか
みんなだれかに似てる
彼らはわたしの忘れた過去と未来

あやまちは 急にいつもはじまって
何度でも同じことのくり返し
古い本のページの挿し絵が笑ってる
またはじまる
はじまりは互いの不安を食べて
どこにでも いつまでも
大きな口をあけて待ってる

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