山本リンダ

カサノバ – 山本リンダ

街の向こうに太陽が沈む
人の世もそんなもの

孔雀のように心を広げて
暮らしたいあなたと

抱いて抱きしめて
愛がいま燃えつきてもあなたは
この胸の中で踊るカサノバ

あやまちの日々 女が見る夢
はかなくも いちずね

伝説にみちた別れを
くりかえして女は生きてゆく
愛をとこしえと呼べるいずこへ

不幸は誰かのやすらぎなのか
いつの世もそんなもの

踊り疲れた踊り子のように
眠りたい孤独と

夢も明日もなく
愛にただこぼれるまま私を
幾つもの夜へ誘うカサノバ

優しさだけの男に見る夢
追うほどにたわごと

伝説にみちた別れを
くりかえして女は生きてゆく
愛をとこしえと呼べるいずこへ

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愛は燃えているか – 山本リンダ

君の愛は燃えているか胸の奥で燃えているか一度燃えた胸は 誰にも消せないたとえ遠くはなれ 月日が過ぎても夜明けにくちづけを 日ぐれに抱きしめて変らぬはげしさで 愛

ジョニイへの伝言 – 山本リンダ

ジョニイが来たなら伝えてよ二時間待ってたと割と元気よく出て行ったよとお酒のついでに話してよ友だちなら そこのところうまく伝えてジョニイが来たなら伝えてよわたしは

恋は花火か 地の雪か – 山本リンダ

紅がとけます くちづけに耳が燃えます ささやきに帯が泣きます 身悶えて夢の逢う瀬に 震えますぼんぼりに 浮かぶ顔近くて 遠くて 切なくてひと夜だけ ひと夜だけ恋

歌い続けて – 山本リンダ

華やかに幕が開き私はただ一人ライトを浴びている想い出が駆けめぐり私の人生の幕が開くでしょう家族たちに看取られながら死を迎える人一人ぼっち 召されて行くそんな人も

ラストワルツ – 山本リンダ

はじめてあった時になぜか あなたに ひかれ激しく燃えたはずなのに 今はただむなしくせめてもう一度 踊りたい あなたとはじめてあった あの時のようにどうしようもな

兄といもうと – 山本リンダ

歯いしゃを いやがるいもうとの 手を引いて雨ふる 坂道いもうと と ふたりふみ切りの むこうがわまだ 遠く まだ 遠く まだ 遠く傘を 捨ててなくいもうと を 

ピースフル ワールド – 山本リンダ

どれほどに 母たちの涙が流されてきたのかどれほどに 若い人の青春が引き裂かれてきたか空には 星がめぐる道がある人にも 歩むべきその道がある出来ることから 一歩踏

脱走兵 – 山本リンダ

大統領閣下 申し上げます ここに貴方の 手紙がありますそれによると 月曜日までに 入隊するように 命じていますだけど私は おそらく人を 殺すなんて 出来ないでし

テ・キエレス・ボンベール – 山本リンダ

どこか 世界の果てに 咲くと聞いた情熱の花 見つけただから このまま 時間よ とまれ二人のためにテ・キエレス・ボンベール あなたが帰るテ・キエレス・ボンベール 

愛の讃歌 – 山本リンダ

あなたの燃える手で私を抱きしめてただ二人だけで 生きていたいのただ命の限り 私は愛したい命の限りにあなたを愛するの頬と頬寄せ燃える口づけかわす喜びあなたと二人で

水に流して – 山本リンダ

もういいの もう後悔しない昨日の事はすべて 水に流そうもういいの もう後悔しないみんな今じゃ 過ぎた昔の事過去は全部 焼き捨てたわ思い出にも 用はないわ恋もすべ

さよならを教えて – 山本リンダ

もう私 言えないお別れの 言葉は貴方には 見えるでしょう恋の火が貴方はまだ 私に教えてないわ 愛の命だからダメ まだ言えない お別れはいつだって 私の心は貴方で

エマニュエル夫人 – 山本リンダ

愛の調べ歌う Emmanuelle 心のままに恥じらいも忘れて Emmanuelle 心のままに二十歳の若さで 貴女はむさぼる瞼は閉ざされ 唇は開かれ愛の調べ歌

もう一度 ~アンコール – 山本リンダ

誰もいない部屋で一人孤独な夜を 過ごしているの貴方と別れて もう一年になる長い間 仕事に追われ貴方は私を一人にしたわ別れて欲しいと 私は頼んだAncore An

夜のメロディ – 山本リンダ

青い月をあびて あなたに抱かれるはだかの私に しのびよる影よあなたの背中に しがみついてもひそかに息をして こどくがおそうわLa nuit je deviens

ミスター・ボー・ジャングルス – 山本リンダ

「昔、Bojanglesという一人の男がいた。僕が初めて彼に会ったのは、あの暗い監獄の中だった…」いつも どこにいても ステップ踏んでいたよ飛ぶように 軽やかに

海より生まれしもの – 山本リンダ

深い海の底から裸身(はだか)のヴィーナスが生まれた白い砂浜の奥には豊かな大地が拡がる海よ 山よ 太陽よ貴方たちに もたらされたこの恵みを 平和を人は踏みにじって

白い街に花が – 山本リンダ

あなたが消えた街 季節が流れるわもうじき雪が降り 白い街になるこれからただ独りで 生きてく私二人の春はもう 二度と来ないのよいつでも肩寄せて 歩いた河岸に今では

もっといいことないの – 山本リンダ

あゝこの世の中に もっといいことないの楽しく生きたいの 恋してたいのなぜあなたは そんな悲しい顔するの私と胸合わせ 笑ってほしい毎日が天国ならば夢みているだけで

こまっちゃうナ – 山本リンダ

こまっちゃうナ デイトにさそわれてどうしよう まだまだはやいかしらうれしいような こわいようなドキドキしちゃう 私の胸ママに聞いたら 何んにも言わずに笑っている

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