山本サヤカ

ここにいるよ – 山本サヤカ

交差点を渡る人の群れに逆らえず
空を見上げ あの雲に生まれた意味 探したよ
誰もが迷い込む迷路で 明日への矢印を君がくれた
ひとりきりじゃないと 心にふれたその手
君が 今 私を見つけてくれた
本当の笑顔で

間違えが答えの近道になるよと 真っ白な画用紙を君がくれた
伝えたい気持ちを素直にきっと言える
君が 今 私を見つけてくれた
本当の言葉で

交差点を渡る人の群れに逆らって
君とならば 何も怖くないよ さあ 歩き出そう
ひとりきりじゃないと 心にふれたその手
君が 今 私を見つけてくれた
この奇跡

君に出逢えたから ここにいるよ
ずっと ずっと ずっと 想っているよ
本当の心で
いつまでも この場所で–

人気の新着歌詞

惜春 – 山本サヤカ

最後の荷物 まとめ終わって父さんが ぼんやりと畳の縁 さすった「遅くなるから そろそろ行こう」肩たたき 叔母さんさん笑う台所の灰皿は母さんの匂いがする弟の友達が

つくしの言伝 – 山本サヤカ

山間の白い道は 雪の轍 連れ添って朽ちたバス停の文字は 行き先すら伝えない瞳を閉じてそっと名を呼ぶ 雪原のつがいの足跡途切れては 消えた場所あの人がのこした翡翠

あの日の傘と初恋あざみ – 山本サヤカ

思い切り蹴飛ばした缶が空に煌き舞い上がり 太陽をはじいたふわりふわり長閑な雲は そう心を映すように 流されゆくまま迷い道を抜けた先 たどり着いた言の葉は一輪の儚

卒業証書 – 山本サヤカ

大嫌いだった教室は もう からっぽで黒板に連ねた みんなの名前にあの文字さがした初めて見せた君の涙と 卒業証書と好きのことば 言えずにつぶやく 小さなありがとう

たんぽぽの綿 – 山本サヤカ

古い古い箱の中 貝やビーズ 想い出に色褪せた手紙の束が混ざってたふるさとを離れ 巣立った私へ不器用な愛情 今に気づいて口もきかずに 拒んだ日々に涙流した 母の背

線路沿いの木苺 – 山本サヤカ

各駅停車の窓に 踏み切りの音が響く出逢っては別れゆく線路 そして また駅に着く曖昧な恋の終わりを 指のはさみで断ち切って今 桜 降る ホームに立ち 記憶と綴じた

Back to top button