山並果世

津軽慕情 – 山並果世

雪が降ります 山から谷へ
寒さこらえる 女の胸に
胸をゆさぶる 泣き三味線(じゃみせん)が
なぜに別れた あの人と
すがりつきたい 津軽の里で

ふたり見上げた お岩木さんも
いまは霞んで 吹雪の彼方
汽車を追いかけ ふるさと捨てて
恋に生きれば よかったの
母に背(そむ)けぬ 津軽の女

あなた都で 大きな夢に
たどり着いたの 便りもないの
もしもリンゴの 匂いを嗅いで
涙ぐんだら 飛んできて
待つわ百年 津軽の慕情

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桜月 – 山並果世

どちらが先に 惚れたと聞かれお酒にむせる あなたが好きよ嘘のつけない この人の広い背中に つかまってあれから何年 桜は何度寄り添う影に 桜月世渡り下手な やさし

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