尾鷲義人

夢のつづき – 尾鷲義人

好きだよなんて いえるかよ
昔気質が 売りものの
男でいたいと 強がりいって
背中を向けた わからずや
あぁ意地で別れた あのひとと
夢のつづきが 見たかった

失くしたものの 大きさに
あとで気がつく お馬鹿さん
一歩も二歩も さがってあげりゃ
心もきっと 開けたろ
あぁヘンな奴でも あのひとと
夢のつづきが 見たかった

涙でお酒 割りながら
遠い汽笛に 愚痴こぼす
いま頃どの駅 どのあたりかと
訊いても返事 ない夜更
あぁこれが未練か あのひとと
夢のつづきが 見たかった

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曲がりくねった 夜を走り抜けてあいつを振り切り 町を出た今なら 痛みもわかるさ苦い涙も 覚えてきたからあんなふうに 我武者羅(がむしゃら)にずっと 生きられたら

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愛にまみれたい – 尾鷲義人

おもいで酒は涙の誘い水酔えば会いたさあゝつのりますあなたの愛にも一度まみれたい燃えて花咲け恋花火この胸に忘れることが出来れば楽なのに遠くなるほどあゝ好きな人あな

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