少女病

不完全犯罪依存症 – 少女病

凶報 大恐慌 さぁ狂想 震えよセカイ
この場で 定められた 指針こそが 法となって

それが どんな 矛盾に満ちた 裁定で
落涙 落命 何が起ころうと抗えない

「遅れている第4の魔女リフリディア、
そして第5の魔女の着席を待たずして。
セカイの行く末が今ここで決定付けられるとまで言われる、
五魔女会議の幕が上がる」

瓦解の 潜む夜に 星が堕ちる 空を抱く
狂気を 濫用して 神降ろしの 機は逸した

帝政? 王政? そんな飾りは 意味為さず
ここに 集う “絶望”が真の最深淵

最終章に至る 余白を消し去れ
安息だと 成り済ました 歪(ひずみ)を
再始動へ集え 美しき胎動よ
歓迎しようか 新たな魔女を

「最も美しく、且つ最も醜悪と歌われる第3の魔女、メリクルベル。
彼女は新参の若き魔女を挑発するように、その姿をねめつけた」

「なぜ? まだ人を 捨てきれていないような
不幸ぶった娘がah ここにいるの?
ねえ、笑えない。 選んだ神は盲目?」
牽制の暴言に 耐え 若き魔女は
冷静 沈着 抱えてた疑問投げかけた
功も 罪(ざい)も ない日々への扱いを

鈍感とは劣等 報復の刃
裁きとなり 突き刺さるその前に
「命の灯(ともしび)を どれだけ消したとして
決して満たされない。わかっているでしょう?」

「自らもその手を薄汚く穢しているのにも関わらず
綺麗ごとを口にする新参の魔女シスフェリアに、
メリクルベルが刹那的に攻撃の手を向ける。アイリーンが制し、
魔女同士の殺し合いは禁忌だと囁いた」

撒き散らされた殺意は それだけで地表を揺らす
激情 劇場 観客は誰?
幕開けだ 物語<<ストーリア>>
不完全犯罪依存の 密教徒はその身を投げて叫ぶ
「救いを……!救いを……!」
世界像を 描(えが)き変える物語<<ストーリア>>

「ふふっ、ようこそ、暗色しかないセカイへ。歓迎するわ。こちら側は、
どこまでも深くて暗いわよ……?ふっ、あははははっ……!」

自覚 症状のある 破損は 致命傷
修復は不可能……?

撒き散らされた殺意は それだけで地表を揺らす
激情 劇場 観客は誰?
幕開けだ 物語<<ストーリア>>
不完全犯罪依存の 密教徒はその身を投げて叫ぶ
「救いを……!救いを……!」
世界像を 描(えが)き変える物語<<ストーリア>>

「黒い花の咲き乱れる、深く仄暗い森。その奥に佇む虚飾の楽園。
真白国で紡がれる、第三の魔女の物語」

「私が与えるのは、劣化のない……永遠」

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