小高芳太朗
飛行機雲 – 小高芳太朗
ゆっくりと時間だけは過ぎて
僕の周りも慌しさを帯びて
何時の間にか伸びすぎた身長に
僕の心は取り残されていくようで
透明な空へ吸い込まれていく
あの飛行機雲みたいに
広がる世界を見下ろせたなら
ああ、僕はどんなにちっぽけだろう
そう言えば君はいつも背伸びをして
早く大人になりたいって呟いていたっけねえ
透明な空へ吸い込まれていく
あの飛行機雲みたいに
広がる世界を見下ろせたなら
ああ、僕はどんなにちっぽけだろう
ゆっくりと時間だけは過ぎて
僕の周りも慌しさを帯びて
何時の間にか伸びすぎた身長に
僕の心は取り残されていくようで
透明な空へ吸い込まれていく
あの飛行機雲みたいに
広がる世界を見下ろせたなら
ああ、僕はどんなにちっぽけだろう
そう言えば君はいつも背伸びをして
早く大人になりたいって呟いていたっけねえ
透明な空へ吸い込まれていく
あの飛行機雲みたいに
広がる世界を見下ろせたなら
ああ、僕はどんなにちっぽけだろう
夕方の馬鹿デカい公共団地を見るのが好きだ窓に次々と灯っていく明かりそこに匂うそれぞれの暮らしの気配それは俺がどこかで失くしてしまった懐かしい何かを彷彿とさせて寂
気楽にいこうぜ 息抜こうぜがんばりすぎても苦しくなったら 意味がないじゃん楽していこうぜルービロポッサ アワアワ ヒエヒエオツカレサマルービロポッサ アワアワ
心をごまかして笑う度に見て見ぬふりをして笑う度にあの日々の灯がひとつまたひとつと遠くなるいつからか何のためかもう忘れてしまったよ目指す道も帰る道もそれでも君が今
眩しくて華やかで、でも新宿の夜は寂しかったこんなにも綺麗に夜の雲が見えるのはこの街だけこれだけ人が歩いてて賑やかで、なのに寂しかった刹那より近くて那由多より遠い
雨が降りそうだな君が息をしなくなったあの朝みたいだ夏が燃え尽きていく最後の蝉も今朝に死んだ何処へも行けないまま新しい明日が僕の心を置いていく未来 未来 未来 未
いつからだろうか いつ死んでもいいやと思うようになったのは いつからだろうかどろどろに酔って夜眠りに落ちる時このまま目が覚めなけりゃ そんな事を考える死にたいわ
あの子の顔は浮かんできても名前が思い出せないんですが夕暮れへんろ道は鈴の音が響いていた何時かの夏の光景何時かこの唄をこの景色を忘れていき何もかも思い出せずその事
傍にいない 君はいない 一人きりで思い出した あの日のこと なぜ今更咳をしても 響いたのは 乾いた音溢れ出した からっぽの中 溺れそうだ眠れない夜 闇が化けて
笑顔が眩しすぎるから耳を塞いだここには僕の居場所はないのだなただ、ただ僕は泣きたかった笑うことに疲れ果てた見上げた先には果てしのない夕暮れ世界の終わりが来たみた