小町雪乃
京の雪 – 小町雪乃
京の加茂川 ちらちら小雪
濡れたこころは淋しんぼ
ついて行きたい…行けない人の
恋に沈んだ いのちの花は…
咲いてはかない 寒椿
風の嵐山 はらはら涙
夢もこごえて 淋しんぼ
瞼とじれば… 瞼の裏で
燃えて消えない おもいで幾つ
あなた忘れて よう生きん
冬の清水 ほろほろ小鳩
鐘の音さえ 淋しんぼ
今も逢いたい…逢えない人の
面影が揺れている 紅殻格子
未練こぼれる 石畳
京の加茂川 ちらちら小雪
濡れたこころは淋しんぼ
ついて行きたい…行けない人の
恋に沈んだ いのちの花は…
咲いてはかない 寒椿
風の嵐山 はらはら涙
夢もこごえて 淋しんぼ
瞼とじれば… 瞼の裏で
燃えて消えない おもいで幾つ
あなた忘れて よう生きん
冬の清水 ほろほろ小鳩
鐘の音さえ 淋しんぼ
今も逢いたい…逢えない人の
面影が揺れている 紅殻格子
未練こぼれる 石畳
あなたのやさしさ 心の広さこの人だけはと 愛した私千里海原 星も見えない せつなさつらさたとえ 嵐に遭おうともあなたの港へ 海峡おんな舟漕いでも漕いでも あなた
女がひとり 呑む酒なんて味も素っ気も ありゃしないそうね男は こりごりなのに甘いことばに また惚れて涙ほろりと すがり酒手酌の冷酒(ひや)が じんじん染みてお猪
「卒業します あなたから」メールでお別れ 五年の暮らし子猫みたいに 愛されたやさしいぬくもり ここち良く明日が見えなくなりました淋しいけれど つらいけど女の人生
風のうわさを 訪ねてひとりきのう喜多方 きょう最上川一生一度の いのちの恋と遠く離れて 知りましたひと目逢いたい あの人にここは みちのく なみだの雨が降る湯も
やっと出逢えた あなたと私ひとりぼっちは もういやよ心の花は 愛の花かたい絆を むすぶ花むすぶ花人の目を引き 足さえ止める桜ばかりが 花じゃない心の花は 人知れ