小町雪乃

みちのく雨情 – 小町雪乃

風のうわさを 訪ねてひとり
きのう喜多方 きょう最上川
一生一度の いのちの恋と
遠く離れて 知りました
ひと目逢いたい あの人に
ここは みちのく なみだの雨が降る

湯もや流れる 花巻小路
はるか松島 染めゆく紅葉
陽だまりみたいな 優しい胸が
今も恋しい 抱かれたい
泣けばこころも 冬化粧
ここはみちのく あの日も雨でした

明日は捨てよか 奥入瀬川に
十和田・湯沢の おもいで暦
夢物語で 終わるでしょうか
いいえ 私は信じてる
好きで別れた 人だもの
ここは みちのく 名残りの雨が降る

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あなたのやさしさ 心の広さこの人だけはと 愛した私千里海原 星も見えない せつなさつらさたとえ 嵐に遭おうともあなたの港へ 海峡おんな舟漕いでも漕いでも あなた

京の雪 – 小町雪乃

京の加茂川 ちらちら小雪濡れたこころは淋しんぼついて行きたい…行けない人の恋に沈んだ いのちの花は…咲いてはかない 寒椿風の嵐山 はらはら涙夢もこごえて 淋しん

すがり酒 – 小町雪乃

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