小沢健二

高い塔とStardust – 小沢健二

その光線は
天井へ昇る 幻
その色彩は
昭和平成をこえて
より透明な 響きを放つ

東京の街に孤独を捧げている
高い塔の一つ
それは 直線的な曼荼羅
僕らの魂のあり方 映す
神殿のようだよ

古代の未来図は姿を変え続ける
子どもたちを叫ばせる
Woo-hoo-woo-woo

ねずみ小僧が
住んでいたという橋のあたり
上方へ みちのくへ
海峡をこえて
この聡明な 列島は続く

それで僕は 君に言わずに
いられないのだ
小さな箸で
全宇宙をとりわける
その凄絶な美しさを

東京の街に孤独を捧げている
高い塔の一つ
それは 抽象的な曼荼羅
僕らの感性のあり方 映す
神殿のようだよ

古代の未来図は姿を変え続ける
大人たちを燃えさせる

鳳凰が優雅に揺らす波が土に
月に 島に 花に 草に
獣たちが吼える
門に 社に 屋根に
路地に 家の隅に
太陽が優雅に揺らす水が雪に
霧に 虹に 雨雲に
獣たちがやどる
文字に 模様に 体に 記憶に

生きることはいつの月日も難しくて
複雑で 不可解で
君の中で消えた炎とか
僕が失くしてしまったものとか
全部 答えがないけど

古代の未来図は姿を変え続ける
大胆に 勇敢に
空に満月かかるように
ドキドキする 神秘と行くよ
0から無限大のほうへ

stardust 落ちてくる 森に海に橋に
子どもたちを吼えさせる
Woo-hoo-woo-woo

七色の橋から飛び立つ
カラスのように
大胆に 勇敢に
冬の大波うねる時も
ドキドキする 神秘と行こう
0から無限大のほうへ

stardust 落ちてくる
森に海に橋に 掌の上に
川に光線反射するように
ドキドキする
神秘がかかる瞬間は
最強で 最高で

stardust 落ちてくる
森に海に橋に
大人たちを吼えさせる
Woo-hoo-woo-woo

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