小沢あきこ

母さんの割烹着 – 小沢あきこ

今日も時雨の 行き先は
淡い灯りの 味処(あじどころ)
夜雨しのぎに 暖簾をくぐりゃ
着物姿の 小粋な女(ひと)の
白い 白い割烹着
ふるさとが ここにある
思い出すのは 母さんのあたたかさ

どこでお酒を 知ったのか
似合いすぎるよ 手酌酒
四十路半ばで ふるさと捨てた
理由(わけ)を小袖に 隠せば揺れる
白い 白い割烹着
ふるさとが ここにある
そっと振り向きゃ 母さんの笑顔(かお)がある

将来(あす)をさがしに 来た都会(まち)の
夜のすき間の 涙ぐせ
酔いにまかせた 身の上ばなし
ふっと目を伏せ 熱燗注いだ
白い 白い割烹着
ふるさとが ここにある
会いに帰ろう 母さんの割烹着

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夕凪 – 小沢あきこ

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別れの駅 – 小沢あきこ

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嵯峨野恋うた – 小沢あきこ

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なみだの鍵穴 – 小沢あきこ

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冬の夜汽車 – 小沢あきこ

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てるてる坊主はオサムライ – 小沢あきこ

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旅の華 – 小沢あきこ

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聴こえますか あの鐘が…虹のむこうの あの鐘が…あなたとめぐり逢えた 不思議な偶然想い出を重ね合えば それが人生時には悲しみの 雨にうたれても倖せは心の 近くに

いろはにほへど – 小沢あきこ

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伊那谷よいとこ – 小沢あきこ

伊那の梅苑 桜は高遠春はよいとこ 春日山権兵衛峠の 馬子唄こいし勘太郎さんも 一目惚れ泣いて別れた 紅つつじ (ホーイサッサ)おいでなんしょ 伊那谷へおいでなん

八月のクリスマス – 小沢あきこ

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私と太陽 – 小沢あきこ

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呼子鳥 – 小沢あきこ

雨にうたれる花は淋しくてわたしの心に似ていますひとを待つのはとても悲しくて色々色々想いがよぎるねえ誰か話を聞いて 少しだけでいいからねえ 通り過ぎた昔に戻りたい

素顔 – 小沢あきこ

化粧を落とした 湯上りの素顔がいちばん 好きと云うくすぐったいわ あなたのひとみそっと恥じらい 眼をそらす窓を開ければ 夜の風月もすっぴん きれいだね大人のおん

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他人(ひと)に云えない 恋をして夜更けにひとりで 酒を飲む月よ あんたも淋しいの夜の真ん中 宙ぶらりお酒の相手 しておくれ髪の芯まで 冷える夜帰れる場所など 無

飯田線~令和バージョン~ – 小沢あきこ

あなた、どうしていますか?もう一度、逢いたい… 逢いたいなぁ…町を見守る 風越山(かざこしやま)が何も変わらず 迎えてくれるひとり揺られる 飯田線ふたりのあの日

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信濃あたりで – 小沢あきこ

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