小柳ルミ子

  • 言葉にならない – 小柳ルミ子

    そばにいて聞かせて欲しい 心の声を ありのまま そう信じてる 心の声 あなたの胸を 叩いてるはず 離さないで 悲しい過去が 目の前をほら 覆ったときも忘れないで 傷ついたって あなたの声で 救われてること 失くさないように 伝えたい想いが胸の隙間から 溢れ出すから枯らさないように 握り返した手を繋いだまま 歩いてゆくの… そばにいて 聞かせて欲しい とるに足らない くだらないこと飾らないで 意味は…

  • 深夜零時、乱れ心 – 小柳ルミ子

    枯れた花に水をやって後の祭りに興(きょう)じたって独(ひと)り善(よ)がりの男の戯言(ざれごと)女々(めめ)しい人ね嫌よ嫌よも好きなんてご都合主義もいいとこね宴も 酣(たけなわ) そろそろお愛想(あいそ) 私、錆びれたバーを後にして駆け足 飛び乗る終電黙っていたけど この後愛する人に会いに行くのですさよなら いっそどこか消えて頂戴幸せになって頂戴貴方になびくその前にやっと忘れかけてた愛今更 疼(う…

  • シルクな心 – 小柳ルミ子

    生まれてはじめてのときめきだったとあなたに打ちあけても信じないでしょうコートの襟を立てたたずんだターミナル待つことがこんなにもうれしいなんて ああ あなたの声がするただそれだけで幸せ今が良ければいい 明日は失くて 他人の顔をして ほほえみ合う時あなたの瞳には 愛が見えないシルクのガウン着た 私は誰なのあなたには行きずりね そんな感じよ ああ 砂に埋もれている宝石のつもりだった愛する事など 気づかな…

  • 磯浜慕情 – 小柳ルミ子

    遠い岬の あの灯台は日暮れ近づきゃ 灯をともす海に出ていった 船人は灯りめざして 帰るのに私めざして 帰った人はどこの鴎と 消えたやら 待ってみたって 男と女所詮こうなりゃ もう駄目ねこぼれ松葉を 指に巻きひとり歩くの 磯づたい私を抱いて 誓った夜はどこの海へと 棄てたやら 海はさみしく 暮れてゆく遠くちらつく 漁火が私めざして 帰った人はどこの鴎と 消えたやら 人気の新着歌詞 逢いたくて北国へ …

  • あなたへ – 小柳ルミ子

    あなたへ あなたへ私の小さな過去をつくったあなたへあなたへ あなたへ私の未来のために生きてるあなたへ 今朝はまた天気がくずれて行き交う人もうつむきかげん靴先を見つめて歩けばつまずくこともないでしょうけど 駅前のスタンドで珈琲を飲んでから初めて口紅なおした私はどこか投げやりになっている あなたへ あなたへ私の小さな過去をつくったあなたへあなたへ あなたへ私の未来のために生きてるあなたへ 日のくれに市…

  • 朝7時、空港にて – 小柳ルミ子

    このままあなたと暮らしたら今までの私をぬけ出せない いやなんですそれだけはわかってください 今日からひとりで歩きますまっすぐに足もと見つめながら突然すぎたさよならを許してください 午前7時の朝の空港は哀しいくらい碧い空抱きしめられて何も見えなかったそんな昨日が今は懐しい 何もなかった顔をしてひき返すことだってできるけれどこんな別れ選ぶのはぜいたくでしょうか あなたのぬくもり想うたびふりかえる心を叱…

  • 冷たい水 – 小柳ルミ子

    冷たい水をくれませんかくすぶる私の恋心やさしくなぞってしみこんで眠れる夜をくれませんか 確かにあなたオトナですね私を見ぬいているみたいつかのまやすらぐそれだけじゃなんにも変わりはしないけど 私 私がわからないここから どこへ行くのですかそれだけ 教えてくれませんかいますぐ 教えてくれませんか 冷たい水をくれませんかあなたの心の奥にある不思議な静けさなんですか愛してくれているのですか 私 私がわから…

  • 面影劇場 – 小柳ルミ子

    あの頃はロマンス箱と呼んでいたオレンジの市内電車もなくなってここもまた乾いた風の町になりなつかしい夢もいつしか消えて行く一年あなたとくらしてたはげしい時代の想い出をたずねてここまで来たけれどすべては時の流れに消えた面影劇場 あの頃は白バラ館と呼んでいた古ぼけた坂の下宿の影もなく住む人もわずかな年で入れかわり紙袋さげた娘が駈けて行く愛していさかいくり返しそのまま別れたあのひとはうわさのかけらも残さず…

  • 愛色夢紀行 – 小柳ルミ子

    月灯り銀色の夜更けなら鏡の中であなたを待っているほどいた髪 ゆらゆらと 午前零時の風に抱かれて 愛しいとゆれてるから夢を夢を見させてあげましょう淋しがりやのあなたのためそうよ そうよ女はララリリラ満ちて引いて恋してゆられきらめき 愛を紡ぐのよ 魔法の夜の中で 謎めいて恋に酔うあなたと私の夢紀行 あああ… 男は片手で想い出を抱きもう片手で女を抱いているいつの日か夢枯れた旅人ならばいつでも優しさで 抱…

  • 愛してフィナーレ – 小柳ルミ子

    果てしない夢心はかない恋宴逢えないもうあなたと冷めた胸で 雨の坂道 二人は歩く濡れた肩先 あなたは抱くの心変わりさえも 読み取りもせず強くキスを奪えば 恋も終わり やさしさは罪つくり愛する掟でしょう言えないわもうあなたに愛した人 幾つ街路樹 通り過ぎてもたどり着けない 炎の夜に愛しすぎてきっと 燃え尽きたのね忘れないわあなたを 夢で逢うわ 果てしない夢心はかない恋宴逢えないもうあなたと冷めた胸で …

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