小川知子

さよならがこわいの – 小川知子

お別れの口づけが なぜか今夜は冷たくて
さよならするのがこわいの あえなくなるようで
雨の中濡れながら 帰ってゆくあなたの影に
しのび逢うこの恋が たまらない私

唇をかみながら じっと見つめるぬれた目が
信じていてもこわいの はなれて行くようで
闇の中ふりむかず 消えてゆく今夜のあなた
もう一度その胸に 抱きしめて欲しい

胸の中くるおしく 残してゆくあなたのかおり
しのび逢うこの恋が たまらない私

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あなたと生きる – 小川知子

あなたの胸の中に  私がいるの私の胸の中に あなたがいるのもしも あなたが痛い時きっと 私が泣くでしょうそうね 私は あなたと生きている鏡の前に座る こけしのよ

ふたりになりたい – 小川知子

あの並木道を 曲ると今夜ももうすぐ 終りねお別れのなごりに 目を閉じていましょう言いたい言葉も 忘れて夜どうし 二人でいたいわ夜風があるから 体に貴方のぬくみが

思いがけない別れ – 小川知子

おもいがけない 別れの言葉によりそう肩も つめたくなったお願いだから もう言わないでいつものように いつものところまで恋人らしく 送ってほしいのかなしい朝に し

銀色の雨 – 小川知子

あなたの涙で ぬらして欲しいのせつなくふるえる 私の唇銀色の雨の中 小さな傘がひとつふれあう指が 愛に燃えるあなただけ見つめて 歩いていたいあなたの心を とりこ

霧よいつまでも – 小川知子

ふたりで踊る 恋の夜を霧よいつまでも つつんでね胸を合せて 霧の中へ踊りながら とけて行きたいのいとしい人のまなざし 熱いといき胸いっぱいに 受けとめながらだれ

恋のぬくもり – 小川知子

朝がまぶしい 恋のぬくもり夢ではなかった 幸せなのね夕べあなたの 熱い吐息にふれてわたしは 変わったかしら鏡を見るのが 少し こわいの胸にあふれる 恋のぬくもり

風に吹かれて – 小川知子

風に吹かれて 町を歩けば昨日のことが ウソみたいどうして私 泣いたのかしら化粧もとれて バカみたい人生は川の水にうかんで 流れているさからえば つらい事が多くな

テンダリー – 小川知子

あの店で二人は 逢ったコーヒーがさめない 間にこの心 伝えたい 今すぐ 愛してよと何かが始まるような 不思議なときめき感じて小雨の舗道を みつめてた青い青い た

あなたに夢中なの – 小川知子

食べてしまいたいわとても可愛いんだもん甘い恋をしたいあなたに夢中なのよ声もムードもすてきよみんな みんな 好きなの内緒話しましょ二人だけの時に泣いてみたいくらい

銀色 – 小川知子

あなたの涙で ぬらして欲しいのせつなくふるえる 私の唇銀色の雨の中 小さな傘がひとつふれあう指が 愛に燃えるあなただけ見つめて歩いていたいあなたの心を とりこに

恋のときめき – 小川知子

あまえていたい あなたの胸でいい夢だけを 見つづけたいのあなたひとりに 逢いたいためにさみしい夜も こらえてきたのだからどこへも もう行かないでお願いなの 約束

恋のなごり – 小川知子

あなたのいない あなたの部屋で夢のつづきを見た 涙にぬれて命かぎりに 愛しても恋が消えたら 何が残るのいつも悲しい 思い出だけねあなたのいない あなたの町を今日

恋は狼 – 小川知子

恋は狼みたいに しのびよる優しげにささやいて 爪をかくし私の部屋の ドアをたたく恋は狼みたいな 牙があるうしろから 飛びかかり かみついて私を傷だらけに してし

誰もいない処で – 小川知子

頬に涙が にじんでいたら誰もいない処で その訳聞いてね好きよ 好きよ 好きよそんな言葉がこんやはあなたに 云えるからだから教えて 愛のしるしを誰もいない処で や

初恋のひと – 小川知子

そよ風みたいにしのぶ あの人はもう私の事など みんな忘れたかしらのばらをいつも 両手に抱いて朝の窓辺に 届けて呉れた何故だか逢えなくなって 恋しい人なの麦わら帽

ゆうべの秘密 – 小川知子

ゆうべのことは もう聞かないであなたにあげた わたしの秘密幸せすぎて 幸せすぎてあなたに凡てを かけたのだからゆうべのことは もう聞かないでこのまま そっと 抱

別れてよかった – 小川知子

別れてよかったわ あなたみたいな人と子供の頃のように 自由になったわ小犬をつれて 散歩もできるわ夜遅くまで 本も読めるお洒落をして 映画を見たり買い物も好きな町

若草の頃 – 小川知子

雨の日も街角で 絵をかいてるあなたコットンのGパンも ずぶぬれのあなた風の日はアパートで この私がモデル火もなくて寒いけど あたたかな笑顔思い出すの 若草の頃を

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