奥田絢子

  • うさぎ – 奥田絢子

    「その長い耳で何を聞いているの?何をそんなに感じとっているの?そのふわふわでやわらかい毛で包んでよかわりに私の声をあげるから。」 un- 塞いでいいよ un- 長い耳を 「ねぇ、赤い目をして生きているのはいつも ずっと泣いているからなの?ねぇ、そんなに不安や苦しみを抱えながら生きているの?」 ねぇ泣かないで もう泣かないでもう、傷つかなくていいから手を繋いで ぎゅっと繋いでいたいから傍にいるよ ち…

  • 右の泪 – 奥田絢子

    「僕の為に君がここにいるの、君の為に僕がここにいるの。」「僕の前だけで泣いて、だから僕の知らないところでは泣かないで。」 いつの日からだろう…私の右は悲しさと淋しさで壊れ始めた窮屈な心がとても痛くて 流れ出るのは左ばかりで ねぇ ワタシノカコガアナタノキレイナココロヲ ヨゴシテシマイソウデ 出会った日を覚えてる? 月が無い夜よ忘れないで いつまでもあの夜を壊れぬように 落とさぬように 大事にするか…

  • 優しすぎた君、甘えすぎた私 – 奥田絢子

    「好きだよ、今でも」君の手に触れたいよあの頃に戻りたい メール音が響く度 君からかな?と震う心優しい文字と優しい視線と優しい気持ちに甘えすぎてた 「好きだよ、今でも」君の手に触れたいよ 大っきな君の手に触れたいよ「離れていかないで」もう遅いこの言葉がずっとここに残ってる 君が作るやわらかい空気がとても心地良くて「わがままな子が好き」と言ってた君に甘えすぎてた後悔しているの 「好き?」だと聞く君の涙…

  • ノン – 奥田絢子

    真っ白なキミはぼくに近づく 何かを言おうと甘えて鳴いた気づかないんじゃない 気づけないんじゃないんだよためらってないで 踏み込んでおいで ぼくの腕の中においで言葉じゃなくて 気持ちでいいよ いい子いい子をしてあげるからねバネのようなヒゲもキラキラした小さい目少し切れた耳も愛らしいの人間のようなクシャミもザラザラした舌も舐め壊して抜けた毛さえも可愛い震えた朝にくっついてきた あの姿が残ってるよ出逢え…

  • こんな僕 – 奥田絢子

    『大丈夫』と言って ねぇ、慰めて 君の言葉が欲しいんだよ自信なんて無いよ 自信なんか無いよ いつもいつも不安なんだよ 見えない気持ち僕に見せてよ 言えない言葉僕に言って こんなね、僕がね 強さを知った『ありがとう』いつも君に言いたいよずっとずっとね、繋がっていたいよ君だけを信じているよ そんなこと言わないで そんないじめないで泣き虫なこと知ってるくせに二人きりの時はそんなこと言わないのになんで今日…

  • 答えて – 奥田絢子

    今しか見れないの 不器用で私はちゃんと笑えているのかな?無理矢理笑う自分がとても空しいの『強くなれ』と簡単に人は言うけれどどうすればそうなるのかさえも解らないのだけど今の自分が無くなってしまいそうでそうなってしまう方が恐いと思う私はダメなの?うまく生きられる事が器用なの?私は今も笑えているのかな?傷をつけながら自分を守るしかないの 解って『逃げてる』と言わないでいろんな人からの否定を受ける度に 誰…

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