大関修右

港町夜景 – 大関修右

探すあてもない 訪ねた街は
夜風が夜風が やけに頬を刺す
元気でいるのか 噂ひとつも欲しいのに
ここは函館 港町 恋の町
夜景が眩しい…

どうせ流れの 男の旅は
愛して愛して くれる奴もない
詫びても届かぬ 君が愛しい今だって
ここは横浜 港町 恋の町
夜景が切ない…

せめて倖せ 祈っているよ
儚い儚い 恋だった
夜毎の夢に 男泣きして偲び酒
ここは長崎 港町 恋の町
夜景が淋しい…

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人生回廊 – 大関修右

遅い旅立ち 二十と六で吹雪のふるさと 後にした夢に踊らず 地に足着けて母の教訓(おしえ)を 懐手(ふところ)深く渡る世間の 荒波に右も左も 解らぬ街で友との出逢

母さん有難う – 大関修右

人生は年を重ねるそのたびに 世の中の流れを知っていく若気のいたり道をはずして 心も体もボロボロに一人ぼっちの夜はたまらなくなって 寂しくって涙こぼした母さんごめ

浄恋 – 大関修右

吠える海鳴り 津軽の海にいちずの愛を 真赤に灯し止まり木捜して 泣く千鳥運命(さだめ)あずけに あなたのもとに小樽札幌 恋のまちひとり手酌で よぞらの星に憎いひ

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