大藤史

New Days – 大藤史

こんなに広かったんだ
わたしの部屋
狭くて不自由したのに

最後の段ボールの
箱を締めたら
思い出した最初の日

駅まで歩く道も
コンビニの場所さえも
分からなくて不安だった

この街であなたと出逢って
この街であなたと別れた
はしゃいで笑って
寂しくて泣いた
当たり前だった
毎日が思い出に変わる

今ごろあなたは
どうしているのかな
風の便りも届かない

よく待ち合わせをした
駅前のカフェ
今は花屋に変わった

もしもまたこの街に
来るときがあるのなら
どんなわたしになってるかな

春の陽射しが差し込む午後
最後に部屋のドアしめたら
なぜだろう少し
泣きそうになった
でも明日から始まるの
わたしのNew Days

さよなら
見慣れた景色とあなた

この街であなたと出逢って
この街であなたと別れた
はしゃいで笑って
寂しくて泣いた
当たり前だった
毎日が思い出に変わる

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