大藤史

季節を抱きしめて – 大藤史

4月になれば 新しい風吹く場所へ
つたえきれない あふれる想い
あなたの手を握りしめた

心に刻んだ 重ね合う時確かめて
時計の針に 気づかれないように
ふたりのペース合わせた

季節を抱きしめて
あなたと歩きたい きっと
この街から離れても ずっとこのままで
思い出抱きしめて
あなたのそばにいるよ
声をあげて笑いあえた
短い あの日の夢

時には黙って ふたり膝を抱え
言葉にできない もどかしさを
あなたは許してくれたね

夢見た未来は 今はまだ霞んで
あなたの胸に 顔をうずめて
少し泣いていいかな

季節を抱きしめて
あなたと歩きたい もっと
振り返れば肩を並べ 歩いたあの道
思い出抱きしめて
あなたを感じてる
4月の空 淡い桜色した 別れの季節

季節を抱きしめて
あなたと歩きたい きっと
この街から離れても ずっとこのままで
思い出抱きしめて
あなたのそばにいるよ
声をあげて笑いあえた
短い あの日の夢

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