大石まどか

悲しい女になりきって – 大石まどか

やさしい言葉の 慰めよりも
酔いを誘(いざな)う 酒がいい
濡れたこころを 震わせて
悲しい女に なりきって……
あなたが嘘を 飾った部屋に
灯す明かりは 仄(ほの)かでも
恋を忘れに 帰ります

背中に残した 情けの深さ
爪の傷あと 沁みますか
倖せ夢見た 名残りです
悲しい女に なりきって……
約束なしの 指環を棄てた
痛み分けです 薬指
白く残って 疼きます

男と女の 絆の糸は
一度切れたら 結べない
今さら気付いて 何になる
悲しい女に なりきって……
重荷になった 無い物ねだり
指で構(かま)えた ピストルを
夜に向かって 撃つばかり

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娘馬子唄 – 大石まどか

いつでも湯舟に浮かんでた笑い声と父の馬子唄百のかわりに唄ってくれた優しい声が懐かしいお父さん お父さんお酒は少しひかえめにしてねあなたの歌声が今でも私の心ですう

京都の雨 – 大石まどか

あなたの胸に 飛びこめばふたりは今も 続いていたわ傷つくことを 怖(おそ)れてた私が憶病 すぎたのね清水坂(きよみずさか)から 祗園までひとり歩けばにわか雨 に

哀恋坂 – 大石まどか

二人で歩いた 八坂の鳥居忘れてしまえと 情が泣く祇園祭りの ざわめく中で雨に 雨に 雨に打たれた 女坂未練をいっぱい 転がしながらあなたの優しさ 恋しがるあれは

うちわ – 大石まどか

去年あなたに いただいた土産のうちわを 出しました夏の手前の 涼暮月におなじ風が 吹いてますおなじ時刻に なりましたあなた あなたが いないだけ虫が飛び交う せ

忍び里 – 大石まどか

奪って下さい 好きならば逢えば冬でも 蝶になる肩で息して 雪の中日暮れ嵯峨野路 忍び里ニの字みだれる ニの字みだれる下駄のあと…ほんのりうすべに 手鏡の女みじか

ちいさな酒場 – 大石まどか

雨が静かに 降る夜はあの人近くに 居るようで今もわたしで いいのならつくしたいのよ もう一度ばかね 会いたくてばかね 会いたくてちいさな酒場で ひとり酒何も言わ

春一夜 – 大石まどか

春の夜に 花が散るひとつの恋が 終わります思い切れない この黒髪にはらはらと 桜がなぐさめる涙も静かに 春一夜春が来ると 蝶が来るうれしい夢を くれました弾むく

うちの人 – 大石まどか

極楽とんぼと 世間は云うが惚れて一緒に なったひと世渡り下手な男(ひと)やから出世にゃ縁は 遠いけどうちの人… うちの人…あせらずぼちぼち 行きまひょかあんたに

能登しぐれ – 大石まどか

すすり泣くのは 霧笛か鴎(とり)かあなた失くした 女の胸か冬も間近い 季節にひとり恋のぬけがら 捨てに来た海に未練の 浪が立つ悲しみも雪まじり 能登しぐれわざと

居酒屋「津軽」 – 大石まどか

涙買いましょう 外は凍(しば)れる人の涙が 雪になる津軽こぎんの 暖簾(のれん)をくぐりゃ酒の肴は この笑顔酔いに来い 辛いときゃ 酔いに来いここは雪国 居酒屋

蝉時雨 – 大石まどか

日傘片手に 汗滲ませて大川端から 夕陽を拝むあなた好みの この帯締めて永代渡れば 心が騒ぐ別れてふた月 涙も枯れて胸を引き裂く 蝉時雨拗ねて甘えた 私の髪を離し

深い川 – 大石まどか

ひとりでは ひとりでは生きて行けない 死ねもせず追えば溺れる 木の葉舟情に棹さし 流されて浮かぶ瀬もない 深い川髪をなで 髪をなで俺を捨てろと 詫びたひと岸の柳

桂浜雨月 – 大石まどか

よさこいの 賑(にぎ)わいさけて 二人きりそぞろ歩きの 桂浜あなたが語る 大きな夢に空の月まで 笑ってたそして今、私はひとり涙の 雨の中浦戸湾(うらどわん) 鯨

命、燃えて – 大石まどか

瀬音ながれる 狩野川(かのがわ)の川面にゆれる 宿灯り命まるごと あげてもいいと誓ったあの夜が 恋しくてひとり涙の 小夜(さよ)あらし梳(と)いた黒髪 湯のかお

女の錦秋 – 大石まどか

女は咲いて 花になる男は光る 月になるいのち懸け 恋をして あぁ燃えた日々愛の名残り 胸に秘め添えきれぬ ひとなら潔く燃え盛る東山 比叡おろしが錦に染め上げてな

つつましく たくましく – 大石まどか

にわか雨 水溜まり水しぶき 太陽の照り返しぼんやり見ていた 何げない風景人生 そのくり返し雨上がり ゆっくりと虹が目の前 広がる胸にきざんだ ゆずれぬ夢にも一度

ストロベリームーン – 大石まどか

ストロベリームーン 待ち焦がれてた奇跡的で素敵な夜を 貴方とストロベリームーン 夜空に浮かんだ可愛い月ながめながら ワインあけたらバラの花びら バスタブ浮かべて

情なし海峡 – 大石まどか

雨の桟ばし 消えゆく背中はだしで駆けだし 呼びとめて泣いてすがれば よかったかしら爪の先まで 燃えてるものをああ船は出て行く 情なし海峡カモメお前の つばさが欲

紅いろ椿 – 大石まどか

蝶の亡きがら 憂しく包み雨にふるえる 紅いろ椿生きる別れる どちらもつらいおんな何なく 恋に泣く伊豆の坂みち ひとり旅…息をひそめて 抱かれて燃えて固く結んだ 

冬のれん – 大石まどか

真面目に生きれば しんどいこの世女のわたしも わかります熱燗一本 つけますか-せめて今夜は お酒に酔って苦労の荷物は忘れてよ外はみぞれの… 外はみぞれの…冬のれ

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