大槻ケンヂミステリ文庫

奇妙に過ぎるケース – 大槻ケンヂミステリ文庫

まず君に 実際にあった話をしよう

世界なんて きっと そう いたずら
恋なんかもきっと ね
パラッパッパッパラーララ パパラーラ パラッパッパッパラーララ

1986
実在のある雑誌に 奇妙な事が載った
有名な SF 作家のもとに 自分の創作したはずの男性が現れたのだ
男は 作家の小説にある通り 自分は犬神の末裔で 狼男であるという
満月の夜は銃で撃たれても死なない
さらに 天使アカンフェルにも会った事があるのだ と
驚くなかれ SF 作家は男を認め その雑誌で対談をしている
Too much 奇妙に過ぎるケースだ

世界が トリック 仕掛ける 宇宙が なんで まどわす
満月だ (ダンス ベイビー ダンスダンス ベイビー)
天使は 踊るよ (ダンス ベイビー ダンスダンス ベイビー)
理由など (ダンス ベイビー ダンスダンス ベイビー)
ようとして 知らない (ダンスベイビー ダンスダンスベイビー)

じゃぁ私について奇妙な話もしよう 実際にあったかどうかは聞かないで
とある夜 とても奇妙な事が起こった
小説を書いている私のもとに 私の小説の作中人物だという女が現れた
女は 小説にあるように 私と恋に落ちたという
満月の夜は2人で踊ったのだと
私にゴーストみたいと言われたと
驚くなかれ 私は彼女を本物と認め 踊りにいった
狙いすましたかの フルムーンの夜だった
Too much 奇妙に過ぎるケースだ

世界が トリック 仕掛ける 宇宙が なんで まどわす
フルムーンさ (ダンス ベイビー ダンスダンス ベイビー)
幽霊と踊った (ダンス ベイビー ダンスダンス ベイビー)
行方など (ダンス ベイビー ダンスダンス ベイビー)
ようとして わからない (ダンス ベイビー ダンスダンス ベイビー)

種明かしをしよう
私の小説の女にはモデルがいるのだ
彼女は小説を読み久しぶりに会いに来た
久しぶりに踊り 気がすんだんだろうね 帰っていった
私からいくばくかの モデル料をふんだくってね
Too much リアルに過ぎるケースさ

世界なんて きっと そう いたずら
恋なんかもきっと ね
パラッパッパッパラーララ パパラーラ パラッパッパッパラーララ

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